ザ・グレート・展開予測ショー

コンドルは飛んで行く その3


投稿者名:captain
投稿日時:(98/ 1/ 7)

 まだまだ続きます!!(captain)
****************************************

コンドルは飛んで行く そのB
雪之丞は美神たちの手伝いをするという条件である一定期間美神の下で働くこととなった、
そして夕食を食べ終えたころ美智恵が事務所に帰ってきた
「ただいま、あれ誰か来てるの?」
雪之丞を見るとそう聴く
「ええ、なんかこいつが私たちの作戦に加わりたいって言うもんだから・・・仲間にしていいかな?」
美神がそう言っている間雪之丞は横島に
「おい、あれが美神の母親か?」
と興味ありげに聴いてくる
「ああ、そうだよ、そういやおまえ今まで会ったことなかったっけな、ところでどうかしたか?」
横島がそう言うと
「マッ、ママに似ている!!美しいッ!!」
といきなり声に出して言う
「おまえ誰見てもそういうな・・・よく見ろあれは年増だぞ!!」
横島はそんな雪之丞に忠告するとその言葉を聴きもらさず
「だっ、誰が年増ですって〜?誰が!?それにしても君は正直ね、雪之丞クンだったっけ?
 その正直さに免じて私の部下になることを許します、明日からいろいろ手伝ってもらいますよ。
 ところで横島クン〜、明日は君は休みだけど今度からは覚悟しなさいよ・・・」
美智恵は雪之丞にニコニコしながら言った後に横島をにらみつけ何やらやばそうな目つきでそう言う
さすがに横島はびびっている
そして翌日・・・
「いってきまーす。」
おキヌが横島を連れてショッピングへと出かけると美智恵は美神と雪之丞を連れて都庁へと向かった
「いい、あなたたちにこれからの作戦を教えます。
 敵のねらっている結晶はもう令子が消化しちゃったわ、
 だからアシュタロスがハルマゲドンを起こす確率はだいぶ減ったといえるわ、
 だけど結晶なんかなくても神界とのチャンネルを絶たれた今やつらには十分それを起こせるだけの力があるでしょう・・・
 それを防ぎやつを倒すのが目的です、敵も結晶が見つからなくてだいぶあせってきています。
 そのうち無差別に攻撃を仕掛けてくるかもしれません、そうなる前に敵戦艦をおびき出しそこでかたをつけます!!
 その為にはいろいろ手の込んだことをしなければなりません、
 そこで雪之丞クンに手伝ってもらおうと思います、いいですね?」
美智恵がそう言うと
「まかせてくれ!!」
と雪之丞は返事をする、美神は
「手の込んだことってなにをするの?」
と聴くが美智恵はまだ作戦のシュミレーションができていないからと言って詳しくは言わなかったがどうやら横島に関係するらしい
車の中でそう説明しているうちに都庁へつく
「今日はなにをやるの?」
美神が美智恵に聴くと
「今日はまず雪之丞クンの戦闘力を測定します、
 それから後に令子の修業の成果とやらでも見させてもらうわ、雪之丞クンいいわね?」
美智恵がそういうと雪之丞は
「おれの戦闘力なんて測るまでもないぜ、まあ隊長さんの命令じゃあ聞かないわけにもいかないけどな。」
と、えらそうに言っている
「じゃあ令子、雪之丞クンにまえやっていたプログラムの説明をしてあげなさい、
 準備ができしだい始めますよ。」
そう言うと美智恵はコントロールルームに向かう
美神は大体の要領を説明して部屋の隅へよると
「さあいいぜ隊長さん、いつでも来てくれ!!」
と雪之丞が言う、そして美智恵はプログラムを開始する
雪之丞は魔装術に身をつつみ敵に向かって攻撃をしようと突進する
まず最初の出足はまあまあだが6鬼目あたりでいきなり苦戦しだす、
倒すと次の相手が休む間もなく出てきて襲いかかって来る!!
「なっ、なんだこいつら!?つっ、強すぎる・・・」
雪之丞はたった20鬼目でダウンしてしまった
美智恵はそれを見て
(へー初めてで20鬼もいけるのね、案外使えるかも。)
と感心しているかたわら
「なによあんた、弱すぎるじゃん。」
美神が雪之丞を見てそう言う
「うっ、うるせー、こいつら何なんだよ?連続でこられるときつすぎる・・・
 それにおまえできるのかよ?」
と反抗的な口の聞き方をする雪之丞の態度に腹を立て
「おまえとはなによ、あんた居候してるんだから自分の立場ってもんを考えてもらわなきゃ困るわね、
 まあいいや見てなさい。」
そう言うと美神が部屋の中央に行き雪之丞を踏みながら
「さあ今度は私がやるわ、竜の牙使うけどいいわね?」
と美智恵に向かって言う
「そうね・・・まあいいわよ、これで修業の成果を見せてもらうわ、
 そのかわり相手の強さは今の2倍、つまりオリジナルの20倍にするわよ。」
と答え設定をし直し作動させる、美神は竜の牙から剣を作ると一番最初の相手を簡単に倒す
雪之丞とは違って霊波が乱れず余分に体力を消耗しない分スタミナが長続きし
あまり疲れることもなくどんどんと進んで行く
それを見ている雪之丞はあまりのすごさに見とれている
一体、一体出現する度にすぐ攻撃を仕掛け美神は余裕に構えている
そして中盤を過ぎた辺りからモンスターの強さもあがってくると美神は霊波を少しづつ上げて行き4体づつ同時に出すように隊長に言う
人狼の村であみだしたことをするつもりらしい
霊波を刀身にためていっきに放出する!!
霊波の塊が飛んで行き美神の領域を荒らそうとするものを切り裂く!!
前はこれをコントロールできずに霊力をすべて使いきってしまったが
今回は修業して霊波を押さえながら使えるようにしたのでもう完全にこの技は美神のものとなっている
(これが修業の成果ね・・・これなら結構約に立つかもしれないわ、
 あとは横島クンに任せておけば令子は無事でいられるわ。)
それを見ると美智恵は安心してきた
雪之丞はというと自分とあまりにも力の差が歴然としている美神に驚くばかりだった
一方横島は・・・
今日は楽しいおキヌとのデート(ショッピング)になるはずだった・・・
が!!町へ足を運ぶと何故かこんな日に限って横島のクラスメートとよく出会う、
そして会うたびにみなが
「人類の敵!!」
と言いながらどつきまわしてくる、これも雪之丞が余計なことを言ったからである。
横島がどつかれる度におキヌが横島のクラスメートたちに
 あれは横島ではないと言い適当な理由を話し横島をかばっていて買い物どころではなかった
横島は1時間も経たないうちにボコボコにされまったくついていない一日だった
(哀れ・・・)
そしてその日の夜・・・
美智恵は関係者を都庁へと集めこれからやろうとしていることを説明しだした
「皆さん、これから一週間後に作戦を開始します、
 それに当たっての説明を今からします、聞きもらしのないように!!
敵戦艦の火力は承知のとおりわれわれではたちうちのできないほど強力なものです、
 したがって領土内では被害が大きくなるでしょう、だからまずは太平洋上におびき出します
 そしてそこでいっきにかたをつけます!!」
西条がそれを聞いてとっさに質問する
「おびき出すってどうやってやるんですか?われわれの力ではとても・・・」
「まだ先があります、あせらないように、
今西条隊員が言ったとおりわれわれにはどうすることもできませんがこちらには横島隊員がいます、
 彼は今までずっと敵戦艦に潜り込みスパイ活動を行ってもらっていました、
 彼は敵幹部とも結構うち解けていた様子ですからこれを利用しないてはありません!!」
「えっ、おれっすか?おれを利用するってなにを・・・
 おれはもうあいつらのとこから逃げ出してきたんだし無理っすよ。」
後ろのほうでつまらなそうに聞いていた横島がそう言うと
「だからいろいろと細工をするんです、
 まああなたと雪之丞隊員はその時に手伝ってもらう予定ですから、
 だからそれまでの間はあなたたちには特別な訓練を受けてもらいます。
敵はとにかくあせってきています、今度でかたをつけないと多分もうチャンスは来ないでしょう、
 失敗は許されません!!以上後の詳細については後日連絡します、解散。」
そう言うと会議を打ち切った
     コンドルは飛んで行く そのB完


今までの 賛成:1 反対:0
コメント:

[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa