ザ・グレート・展開予測ショー

横島の守るべき人(終)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 1/ 2)

美神が横島に近ずいてくる
「・・・・・・・・・・横島君・・・」
横島はおキヌを抱きかかえたままで反応しない
「・・・・・・横島君・・・・・・おキヌちゃんを生き返らせる事は出来なくも無いわ」
と美神が言うと横島がバッっと振り返る
「本当ですか!?どうやってやるんですか!?」
「・・・・・・・・・・・・・教えない」
美神は横島から目線をはずす
「何でですか!!」
「危険すぎるわ・・・確実におキヌちゃんが生き返るって保証は無いし横島君の身が危ない・・・・・・死ぬかもしれない」
「死んだってかまわねえよ!!おキヌちゃんは俺が守る!!命をかけても守る!!」
「・・・・・・・・ダメ・・・万が一おキヌちゃんが生き返ってあなたが死んだらそのあとおキヌちゃんどう思う?一生不幸で生きることになるのよ!?」
「うるせえ!!」
横島は怒鳴る
「あんたに俺の気持ちがわかるのか!?大切で・・・絶対守ってやりたい人を失い・・・
もう二の舞をふまないと誓ったのに・・・・・・誓ったのに・・・・・・・・・また守れなかった!!そんな気持ちがあんたにわかるのか!?ええ!?」
横島は泣きながら叫ぶ
「・・・・・・・・・・・・わかったわ・・・教えてあげる」
美神は一息つくとしゃべり始める
「・・・横島君、文殊・・・あるわけ無いわよね・・・あったらおキヌちゃん回復できたわよね・・・・・・横島君?」
「はい?」
「頑張って文殊を出して」
「わ、わかりました」
横島は文殊を一生懸命文殊を出そうとする
「くうううう!!・・・・・っ!!出た!!」
文殊が横島の手に文殊が出現する
「よし・・・それから「蘇」の文字の念を込めて」
「はい・・・・・・・・・・・」
文殊に「蘇」の文字がうつる
「で?」
「・・・・・・・横島君・・・覚悟は出来てるでしょうね?」
「・・・・・出来てます」
「じゃあ始めるわよ?」
美神は横島のかたに手をあてる
すると美神は何かを唱えだした
次の瞬間横島に激痛が走る
「ぐあ!!があああ!!」
横島の体が裂けていく
「ぐううううううううう!!!!」
血が吹き出る!美神に返り血がつく
「ぐうううう!!・・・・・ぐ・・・・あ・・・・・・・・・」
横島はその場に倒れこむ
倒れた横島はもう見る影も無い
「横島君・・・・・・」
美神は横島を見ているが、しだいにおキヌが光に包まれるのに気付いた
「おキヌちゃん?」
するとおキヌの目が開く
「あ、あれ?私死んだんじゃあ・・・・・・・・・あれ?美神さん!?」
おキヌは美神に気付いた
「おキヌちゃん・・・」
美神は暗い顔をしている、というより泣きそうだ
「どうしたんですか美神さ・・・・・・・・え?」
おキヌはすぐ側に倒れているぐちゃぐちゃになった横島に気付く
「きゃ・・・きゃあああ!!横島さん!!なんでですか!?どうなってるんですか!?」
おキヌはうろたえる
「・・・・・・・横島君はおキヌちゃんのために自分の命を犠牲にしたのよ」
「う、嘘です!!嘘ですよ!!こんな事・・・こんな事って・・・・・・・」
おキヌは横島の体を抱きかかえて泣き叫ぶ
「・・・・・・・・・・・横島君はもう大切な人を失いたくないって・・・・守る人は絶対守らなければならないって・・・・・・ルシオラの事まだ気にしてたのよ・・・・・・」
「そんな・・・・・・・そんなあ!!」
おキヌは横島を力いっぱい抱きしめる
次の瞬間
「な、何この霊気は!!」
おキヌと横島が緑色の光に包み込まれる!ヒーリングの効果が爆発的に上昇したのだ
横島の体が元に戻っていく
「な、す、すごい・・・こんなヒーリング始めて見た・・・」
おキヌは必死で横島を抱きしめる
やがて光が引いていった
「・・・・・・・・・・・・・・・くっ・・・おキヌちゃん?」
横島の目が開く
「横島さんっ!!」
おキヌは横島に抱きついた
「お・・・キヌ・・・ちゃん」
横島もおキヌの背中に手を回し力を入れる
「よかった・・・・本当に・・・・・」
おキヌの目から涙が落ちる
「へへ・・・それはこっちのセリフさ・・・」
横島は安心と喜びで顔が優しい感じになっている
「・・・結局・・・あの2人は互いに助け合ったって事か」
美神は何となく悲しそうな顔をしている
それから五時間後もう夜の6時である
おキヌと横島と美神は事務室に戻っていた
「あっそうだ!!おキヌちゃん!!」
「なんですか?」
「これ・・・」
横島はポケットの中から指輪を取り出す
「きちんと預かってたぜ?」
「あ、ありがとうございます」
「ほら」
横島はおキヌの薬指に指輪をはめる
「ふふっ、これで横島さんに指輪はめてもらうの二回目ですね?」
おキヌは笑っている
「そうだな!!へへっ!!」
横島も笑っている、が、次の瞬間おキヌが横島の唇に自分の唇を重ねてきた
「・・・・・・・・・・・・・・・!?」
横島は状況がつかめない
やがて2人の唇が離れる
「お、おキヌちゃん!?い、今・・・キ・・・キス・・・」
横島はやっと自分がどうなったのか理解したようだ
おキヌは照れながら笑っている
まあそのあと横島が美神にどうされたかは皆さんおわかりでしょう?

===おしまい===




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