ザ・グレート・展開予測ショー

宿敵(というか一方的に)13


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 1/ 1)

「力が欲しいんです・・雪の丞さんと対等になれるような」
と衛藤がいう。
・・・助手じゃなくて戦友にー
・・守れるだけの力がほしいー
横島はふるふると頭を振り脳裏に浮かんだ昔自分が思ったことを打ち消す。
そして勤めて明るい表情と口調で言葉を紡いだ。
「雪の丞なんぞと対等になってどーすんだ?」
と横島。
「助けてもらったからー」
ぼくも雪の丞さんを助けきれる対等な存在になりたいんですと衛藤。
「ふうん」
と横島。
「の割には助けてもらったことどころか迷惑ばっかかけられてるぞ」
と雪の丞。
「いいんです!いつかこの僕がかっこよくそりゃもう正義のヒーローみたいに雪の丞さんの危機を助けちゃうんですから」
とにこにこと衛藤。
もうそうゆう機会があることを信じて疑ってない顔だ。
「と・いう事はまず雪の丞が危機に陥らないとだなー頑張れよ衛藤」
と雪の丞を見ながら横島。
「はい」
がんばって雪の丞さんに機器に陥ってもらいます!
と元気良く答える。
「ちょっと待て!」
と雪の丞。
「なんだ?」
と横島。
「・・・・・なんか今の会話根本的に間違ってるぞ・・」
と再び頭痛を感じながら雪の丞。
「どっこも間違ってないぞ。安心して死にかけろ」
とにこやかに横島。
「そーですよ!そして僕にああっお前みたいに強い奴を足手まといなんていってスマナカッタって言っちゃってください。」
と同じくにこやかに衛藤。
「・・・・・・・ようゆーた」
げし。
と衛藤の後頭部にこぶし大の岩が落ちてきた。
(ちなみに横島にも落ちてきたが横島はかわした)
「修行がたりんのー」
と横島。
「−−−」
衛藤はあまりの痛みにその場に座り込み後頭部を抱えて座り込んでいる。
ちなみに岩は真っ二つに割れていた。
「そーゆうセリフは言霊を一日に三回以上使えるようになってからいいな」
とひややかにいう雪の丞。
「へ?お前三回しかつかえねーの?」
と横島。
「・・・・・・・・・・・・・・はい」
と衛藤(まだ痛いらしい)
「なんとか三回以上使えるようになりたいんですけど」
ち後頭部をさすりつつ衛藤がそう呟いた瞬間。
空気が変わったー

そういえばいつの間にか獣の声もトリノ声もしてない。
どーやら異空間というやつにいつの間にか入り込んでいたらしい。
さすがに三人の表情も真剣なものに変わる。
視界に映る風景はさっきまでとかわらないが決定的に違う事が一つ。
自分たち以外に生物の気配がしないという事だ。
そして目の前の視界がゆがめられたと思った瞬間ー
樹齢1000年はあろうかという大樹のしたに翠色の瞳と髪をもつ絶世の美女がいた。
つづくー

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