ザ・グレート・展開予測ショー

宿敵(といか一方的に)12


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 1/ 1)

ぱしん
という音とともに
横島の目の前に柔らかな光を放つ球状の物体(?)が現れる。
そして横島はほれとその物体を衛藤に渡す。
「こ・・これ?」
と衛藤。
「お前持ってな。懐中電灯も待ってきてなかったからあたりがまったくみえん」
とぶっきらぼうに横島。
「は・・はい」
と衛藤。
肩を震わせ笑う雪の丞。
「あんだよ?」
と雪の丞を軽く睨みつけながら横島。
「いーや。なんでもない」
と雪の丞。
「じゃあ笑うんじゃねーよ」
とふてくされたように横島。
雪の丞はそれでも可笑しそうに笑っている。
こーゆうやつなのだ。
やろーなんぞどうなってもいいなんて口では言いながら、いざ仲間(男)がどうにかなりそうになったら助ける。
しかも本人にしてみればさりげなくのつもりらしいが傍からみたらもう助けているのがばればれでといった感じである。
本人曰く「俺は助けたくないんだけど身体が勝手に動くんだから仕方がない。」
との事である。
笑ってる雪の丞を横島はけっと言って衛藤に視線を移す。
と衛藤がぺこりと頭をさげてありがとうございます。
といった。
「なにが?」
と横島。
「だってこの灯り僕のためにつくってくれたんでしょう?それに、直してくれたし」
といってにっこりと笑う。
「足手まといになると思ったからやし、明かりは俺がほしいと思ったからだよ」
と横島。
「それでもありがとうございます」
と衛藤はにこにこと笑う。
「まーお前がそーゆうならソーゆう事にしとくけど・・・なんでお前雪の丞についていってるんだ・・きついだろGSになりたいのか?」
しみじみと実感のこもった言葉。
どーせならもっと他のGSにつけばいいのにと思う。
そうすればもっと楽に要領よくGSになれるのに。
雪の丞との仕事は半端じゃなくきついその上計画性というものが無いから(横島に言われたらおしまいだろう?)絶対ピンチに陥る。
・・・まあ美神の下でしかも時給制で働いている男のいえた事ではないだろう
「僕、雪の丞さんの相棒になりたいんです」
と衛藤。
「・・・・・・・・・・ならんほうがいいだろ」
と常日頃から誘われている横島。
「なりたいんです。」
くりかえし衛藤。
その表情は真剣である。
ふと自分が力が欲しいと思った時とだぶった。
・・・・・
つづく
雪の丞はどこいった(笑)

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