ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「3.おキヌのラヴィリンス(8)」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/12/26)

のっけから説明しよう。

忠夫専用UAK攻撃機「フェニックス飛来ヤー」のファックス部に創作者からのコメントが届いていた。
あ、その前に・・・・そこの分からない人は検索機能でこのシリーズを読み直してください。

それでは、冥子の夫・忠生クンにファックスの内容を読んでもらおう。

「卒業研究にようやく一区切りがつきましたので、単位はどうかは別として取敢えずこのシリーズを復活させます。それではまた続きをお楽しみください。
 ついでに告知:冬コミに週間少年マガジン3号で紹介されたコータロー本に「極端戦隊コータローズ(脚本)」を書いてたりします。
        行かれる方ぜひとも覗いてみてくださいね。」


では、本編をごどーぞ

         ☆          ☆           ☆


スゥオオオオゥゥオ・・・・・・ッ!
マテリアーサのあまりの機械絡みの咆哮が聞こえる。
その恐れる声の眼前に忠夫専用UAK攻撃機「フェニックス飛来ヤー」号が近づいていた。
近づく度に、おキヌの手の握力は強くなっていく。
冥子は握力の前に完全に首を締められ落ちようとしていた。

おキヌの握力が強くなっていく理由・・・・
おキヌの能力=死津喪比女という図式が成り立っているのは勿論のことだが、其れは悪人としての能力・・・・
かつて、ジュダ星人率いる宇宙怪獣総進撃の際に発せられていた悪の波動とまったく同質のものだった。
地球人類の中に転生していたのだ。
それも、おキヌという人間の魂の中に・・・・・・・!!
だが、これに気付いた人間もいた。
己乃舞士・・・・・・横島の前々世にあたるもの・・・・・・・つまり、横島の前世である高島のさらなる前世であり、
あの陰陽道師の元祖的人物、ただ一人であった。
それがまさか、六道家にも式神使いとして同等の血がつながっていることも露知らず・・・今やその二人同士が結婚していたのだ。

其れもそのはず、美神令子の前世・・・・メフィストに遭う以前にも己乃舞士自身が「俺に惚れろ!」などと口走ってしまっていた。
そしてついに、その得意の言葉が、あの時にも発せられたのである。
そう、あの時に・・・・・・・・・!!!

         ☆          ☆           ☆

「道師さま・・・」
カオス特性の仮死装置に今や入ろうとしていた死津喪キヌ。
そして答える高嶋道師。

「な〜〜もカオスが作りぎゃーたもの間違な〜りゃ、こいで完全お主の魂がら、おぞまじき能力消えりゃ〜のん。」
「でも〜〜〜、大丈夫かしら〜〜〜〜?」
「でーじょぶ。」
「そうじゃ、このドクターカオスさまにかかれば、不可能という文字は、文字はぁーーーーー、のぁいのだーーーーー!」
「えばりゅ〜なぁ。」

でも、それでも死津喪キヌは心配であった。
仮死するとなると、「考え」という概念はなくなり、記憶が固定される可能性がある。
だがそれは、仮死装置に入ろうとする直前まで考えていたことすらも固定されてしまう可能性もあるということだ。
そして、考えていたことに対し、今度は道師自らが言う。

「や〜ぱ他の人に代んわぁっでもらたいど考えなさんやが。今は皆を主の能力で殺してみゃう・・・・そちのほが心配やがんだ?」
「ですね。すいません・・・・」
「いや、いーだ。ばてん「死津喪」しぃての能力が人格化しているということは・・・そのまま死津喪の能力だけがのこるだ。」

「いや――――、にしては妙だぞ。」
ドクターカオスは気付いた。
この大和の国以外にも起きる地震についての疑問が湧いてきたのだ。
そして質問を道師にぶっ掛ける。
「震源は調べたのか。近頃、シーレーンで妙な地震が起きると聞いた。」
「それって〜〜〜〜、ゲームの〜〜〜〜〜〜?」
「そりゃ『風来のシレン』じゃっ!何故20世紀で発売されるはずの物を知っとる!」

確かにおかしい。
そういや、(3)回目では、マントルの霊・マギー=ヌアンドールの存在が確認されていた。
このものが関係しているということはつまり―――――

「マントルの霊・マギー=ヌアンドールというのを知っとるか?」
「やーの、そぎゃなこと初耳・・・・・・」
「妖怪・物の怪・精霊・悪霊・妖術・魔法科学・・・・・頭脳100%を極めたこのワシ、ヨーロッパの大魔王・
ドクターカオス様に知らぬことなどぬぁぁあーーい!」
「カオス・それ・ただの・毒だー・・・・・」
「マリアは突っ込まんでよいっ!」
「イエス・ドクター・カオス・シュン・・・・・・!」

カオスの天才的理論が、道師の前でトントンと話される・・・・・・。
「ともかくだ、マントルの霊・マギー=ヌアンドールはその名の通り、地球最大の地霊といっても過言ではなく、
それはまたザンス地方では神として崇められているという・・・・・・。ワシが以前から感じているのは此方のほうかも知れんな。」
「とぎゃちゅーこっちゃ・・・」
「キヌが〜〜〜、もともと〜〜〜〜、神族〜〜〜?
 で〜〜、え〜〜〜〜と〜〜〜〜・・・・」
「つまり、死津喪キヌは不注意で体を禍禍しいものに自ら変えてしまった。
 だから、其の禍禍しいものを追い出せば後は、通常の除霊程度で済むはず。」

「そ、そんな・・・・私が・・・・・」
死津喪キヌが神族であることを知り、恐れをなす。
もともと天然なとこが多いが、その反動は彼女が神族であることを封印させておくために何者かが封じたに過ぎなかった。
でも、そのものとは・・・



というわけで、ますます混迷するこの話。
果たして結末は??
ついに次こそこの真のクライマックス!見逃せないぞ・・・・・・!!

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