ザ・グレート・展開予測ショー

横島の給料(10)


投稿者名:トシ
投稿日時:(00/12/20)

今回は会話が異常に多いです
読んでて疲れるかもしれませんが頑張って読んでくれたら嬉しいです
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煙がひいていく
「あああああ!!!!お前はああ!!!」
横島が見たものは
「い、韋駄天!!!!」
そこには韋駄天がいた(九兵衛)
「久しぶりだな・・・」
「な、何のようだ!?まさかあの時の仕返しに・・・」
横島は焦るが
「ばーか、そんなんじゃねえよ」
「じゃあ何なんだよ!!」
「小竜姫様からと届け物だ」
韋駄天は壺を取り出した
「え?お前ってそんなキャラだったっけ?」
「あれから改心して宅配便やってんだよ。それで小竜姫がこれを届けてくれってさ」
「何だそれは?」
横島は韋駄天の持っている壺を見て
「銭だ」
と韋駄天
「銭!?」
と横島は急いで壺の中を覗くと小判がいっぱいに入っていた
「うわぁぁ!!小判じゃねえか!!」
「そうだ」
「こ、これ全部俺の!?」
「まあそうだが」
と横島は小判を一枚手にとった
「小竜姫様が助けてくれたお礼だってさ」
「・・・なるほど。まあ何にせよこれでおキヌちゃんに何かプレゼントできる!!」
「ん?・・・プレゼント?おキヌってあの幽霊の?お前幽霊にプレゼントするのか?」
韋駄天は不思議そうに横島をみるが
「え?ああ・・・おキヌちゃんはもう幽霊じゃないんだ。いろいろあって生き返ったんだ」
「ふーん・・・で生き返った記念にプレゼントするのか」
「いや、生き返ったのはかなり前なんだ」
「じゃあなんでプレゼントするんだ?何となくか?」
韋駄天は問い詰める
「あー・・・それはだな・・・・・・俺おキヌちゃんに毎年バレンタインデーにチョコレートもらってるんだよ」
「ばれんたいんでー?」
「ああ。女の子が好きな男にチョコレートをあげるという日なんだ」
「え?ていうことはお前おキヌという女に好かれているのか!!」
韋駄天は笑って横島に言う
「え?それは・・・・・・・・・・・」
横島は黙り込む
「なんで黙るんだよ?」
「いや、俺そういう感じでもらってるんじゃないと思う」
「何でだよ?お前ばれんたいんとかいう日にちょこれーともらったんじゃねえのかよ?」
「いや・・・それは・・・・・そうだけど・・・」
横島はまた黙り込む
「まあそんな事どうでもいい・・・つまりお前はちょこれーとのお返しにプレゼントするという事か」
「そういうわけ。まあチョコレートのお返しもあるんだけどいつも優しくしてくれているし美神さんにボコられている時に助けてくれたり色々してもらってるからそれもひっくるめてだな」
横島はおキヌのよさを主張する
「なるほど・・・で?何買ってやるんだ?」
と韋駄天は聞くが
「え?・・・そうだ・・・何買えばいいんだ・・・なるべく高いものがいいよな」
横島は考えてなかった
「でもお前高いもの買うんだったらこの銭がなかったらどうするつもりだったんだ?」
「え?ああそれは一応努力したんだ」
「どうやって?」
「美神さんに戦って勝ったら給料上げてくれって言ったんだよ」
と横島は苦笑の表情で言う
「で?負けたのか?」
「そうだ・・・それで小竜姫様に修行させてもらったんだ」
「ふ−ん・・・でまた戦ってどうだったんだ?」
横島は言いにくそうに
「・・・・・・・・負けた」
ボソッと言う
「おいおい!!修行して負けたのかよ!?笑いもんだなこれは!!」
韋駄天爆笑
「笑うな!!それで負けて帰って来たんだけどもうしんどくて今まで寝てたんだよ」
横島はため息をつく
「まあ結果的に銭があるんだからいいじゃねえか。そんだけあればいくら高いものでも買
えるぜ?」
韋駄天は小判をわしづかみする
「そうだな・・・でも助かったぜ」
横島は一枚の小判をじーっと見ている
「とにかく小判だけじゃあ買えないから厄珍に金に替えてもらうか・・・それで余った金は生活費にでも使っとくか」
と横島が考えている時なにやら向こうから足音が聞こえてきた
「ん?誰だろう・・・」
どんどん足音は近づいてくる




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