ザ・グレート・展開予測ショー

サバイバルスクール・改!(その5)


投稿者名:マクスウェル
投稿日時:(00/12/17)


『1階廊下』
タイガーと一文字が歩いている
聞こえるのは2人の足音だけ
タ(いっ一文字さんとふふ2人っきりじゃじゃノー)
女性と2人きりになった事が無いタイガーはかなり緊張しているようだ
タ(なっ何かしゃっしゃべらないと・・・)
タイガーは勇気をだして口を開いた
タ「しっしし静かですノー・・・」
一「そうだな・・・これだけ静かだと余計に不気味だな」
と一文字が言う
タ「・・・・・・」
一「・・・・・・」
話しが続かないようだ

タ(はっ話しが続かんですノー!!!)
タイガーが1人苦悩していたその時
一「とりあえずここから探してみよう」
一文字がタイガーに言った
タ「へ?」
いつのまにか教室の前まで来ていたのだ
一「どうした?」
タイガーに一文字が聞く
タ「なっ何でも無いですノー・・・はっ早く教室に入るんじゃノー」
タイガーは焦って言う
一「そうだな」
2人は教室に入った

『図書室』

一「ここは図書室だ」
一文字が言う
タ「すっすごい数の本ですノー」
図書室には背の高い本棚が教室の角から角まであり
その一つ一つに何百という本がぎっしりつまっている
一「私は普段ここには来ないから良く知らないが、全部霊能関係の本らしいぜ」
一文字が説明する
タ「こっここにある全部がですかノー!」
驚くタイガー
その時
スー
本棚から一冊の本が出る
一「なんだ?」
その本が開かれた!
バッ
本が開かれると同時に本から何かが飛び出してくる
ドガッ
一「うわっ」
タ「おわっ」
なんとか避ける2人
一「なっなんだこいつ?」
タ「こっこれはエミさんの呪いじゃノー!!」
一文字の言葉にタイガーが言う
一「呪い?」
タ「本の中に霊を封印してあるんじゃノー!!」
その時また数冊の本が出てくる
一「ヤバイ!数が増える前に倒そう!」
タ「わかったですノー!」
言いおわった瞬間一文字が本の霊に飛び掛かる
一「おらああああああ」
ドガッバキッ
霊気のこもったパンチを浴びて本の霊が消滅する
タ「あっしも負けられんですノー!!」
タイガーも虎の姿になって応戦する
ドガッバキッズガッ

一「ふーかたづいたな」
かなりの数の本を倒してからようやく本が出て来なくなった
タ「かなりの数だったノー」
タイガーも元の姿にもどって言う
しかしその時
シュッ
本棚の影から何かが一文字めがけて飛んでくる
タ「危ないですノー!!」
タイガーが一文字をかばった
ドガッ
タ「ぐわっ」
タイガーが倒れる
一「おい大丈夫か!!」
その時本棚の影から何かが出てきた
一「くっこいつは今までの奴等とは比べ物にならない!親玉ってわけか!!」
本の霊の親玉が一文字達に近づいてくる
一「くっ」
しかし本の霊の親玉はなぜか一文字を通り過ぎ教室を出て行ってしまった
一「どうなってんだ???」
一文字が不思議に思ったその時
タ「あっしの能力で幻覚を見せてやったんじゃノー」
タイガーが起き上がる
一「大丈夫か!?」
一文字がタイガーの側に駆け寄る
タ「なんとか助かったですノー」
タイガーが腹を押さえながら言う
一「あっありがとうな 私なんかをかばってくれて・・・」
一文字がタイガーに礼を言う
タ「こっこれくらいおっおやすい御用なんじゃノー・・・」
タイガーが照れくさそうに言う
チャリン
一「ん?」
音がした方を見るとメダルが落ちていた
一「もしかして探してるメダルってこれかな?」
タ「たぶんそう思うんじゃノー!」
タイガーが言う
一「よしじゃあ元の場所に戻ろう!」
タ「そうですノー!」
そう言って2人は図書室を後にした

続く

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