ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/16)

かたん
と音を立てて横島の体が床へと倒れる。
体がいう事を聞かない。
痛いと言うよりも感覚が無いと言った方がいい。
もうなにも考えきれない・・・・意識が薄れていく・・・・
唯一機能していると思われるのは聴覚。
自分が床に落ちるときの音がやけにはっきりと聞こえた。
痛みも感じず視覚も・・まぶしいくらいの「しろ」でなにも他にみえない。
さっきまで感じていたゆうこの確かな「温かさ」ももうわからない。
そして・・・・・
意識が全て闇へ落ちる寸前にゆうこの囁くような言葉が聞こえた気がした。

ゆうこは気を失って倒れている横島の髪をそっと撫でる。
意識の無いよこしまの表情は疲労の色が濃かった。
多分これで横島はこの事を忘れるだろう。
自分を助ける「力」がつくまで・・。
記憶操作の「呪」を破る力がつくまでー。
もしかしたら一生目覚める事が無いかもしれない。
第一そんな力がこの少年にあるのかどうかすらも分からない。
ならば下手に希望をもたせる事をやらなくてもいいだろう?
自分の力を消費して、少年には一生消えないかもしれない枷をはめて。
だがゆうこはそう理性のいう言葉と共に同じだけの大きさである「想い」に賭けたのだ。
「彼」なら自分を解放してくれると。
この千年の間ずっとあった想いを受け止めてくれると。
それは「欠片」の影響かもしれない。
・・・・・あの人の生まれ代わりなのだから。
どこからか伝わる「想い」。
未だ自分の中の「欠片」はまだ暴れている。
多分横島が東京にいったら「欠片」はもっと自分の内部で暴れるだろう。
抑えるだけで自分の「力」の大半を使う事になる。
もう「もう一人の自分」は知ってしまったのだから、誰よりも愛しい存在がこの時代に存在する事を・・・。
ゆうこはぺしんと横島の頭を軽くはたくと
「こーの色男っ・・・まったく末恐ろしいなあ」
といって可笑しそうに笑った。
こんど会う時はどうなってる事やらまたこの鈍感に振り回されているんだろうなあ
と思いまたくすくすと笑う。
つづく
・・・・・いやもうスイマセン。
ほら会話文がないし・・・・・あ・・ばか

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