ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/15)

そして聞いた事の無い言葉を耳にした瞬間、頭に強烈な痛みが走る
視界に映る白。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
体は純粋に痛みに対する苦痛だけを訴える。
ゆうこの言葉も自分のさっきまでの意志も消えそうになる。
ただ純粋な痛みに対する感情だけが自分を占領する。
意識が飛びそうになる。
このまま意識を失えば先の事はともかく今・・少しだけでもこの痛みから開放される。
それはとてもとても、甘美な誘惑。
だがぎりぎりのところで堪える。
脂汗がだらりと背筋を流れる。
ぐっと唇をかみ締めてやりすごそうとする。
だが一向に痛みはひかずそれどころかどんどん酷くなっていく。
「・・・痛い?」
とゆうこの声。
痛いに決まってるやろというつもりだったが出てきた言葉はー
「全然平気に決まってるやろ」
であった。
なんでこんな事をいったか分からない。
多分自分は苦しそうな顔をしているわけだしこんな所で痛いといってもなにが変わるわけでもないのに・・・
だがゆうこの言葉を聞いた瞬間そう言ってしまったのだから仕方が無い。
「そう」
「そうやこれくらい・・夏子やゆうねえやおかん・・にしばかれる・・事に比べたら全然大・・丈夫や」
とかすかに口元に笑みを浮かべながら横島。
今横島がどおゆう状態にあるかゆうこが一番知っていた。
自分から望んだこととはいえいま横島はゆうこから「呪」をかけられているのだ。
それは一定の特性をもっており能にかなり負担をかける。
今横島の能はその負担に耐え切れず悲鳴をあげているといったところであろう。
本当ならば口を開くのも辛いはずだ。
だけども横島は笑っているー。
そして最期に自分の紡いだ言葉は記憶操作の「呪」。
これは横島が自分を解放する力を持つまでの間この事を忘れるようにと思ってのことである。
だが横島の「能」というか「意思」は忘れることを拒否した。
横島の「意思」が記憶を操作する「呪」を拒否しているのだ。
「呪」は横島の意思など無視して記憶操作をしようとする。
横島はあくまで拒否する。
その葛藤の余波でここまで横島の痛覚に被害がでているのである。
仕方ないなあ・・・
ゆうこはこころの中でそっとため息をついた。
そしてもう一度記憶操作の「呪」を紡ぐ。
「−−!!」
ぐらりと
横島の体が床に崩れ落ちた。
つづく
・・・・・・ちょっと最近こっちの方ばっか思いつくんであと2・3日初恋です
いやだれも気にしてないと思いますけど(笑)

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