ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/14)

「・・・・そのままって・・俺そーゆう奴なんか?」
自分ではもうちょっとまともな人間だったと思ってたらしく不服そうに横島。
「うん」
指で横島の涙をぬぐいながらゆうこ。
「・・・・・・ゆうねえの基準てわからん」
「そお?誉めたつもりなんだけど?」
不思議そうに首をかしげる。
「・・・・いや・・いいけどな」
「じゃあ助けてもらおうかな」
とゆうこ。
「いまから一つ契約を私と結んでもらうね」
「契約?」
と横島が言うとゆうこは横島の額と自分の額を合わせる。
「うん契約・・・目を閉じて」
「おう」
そっと瞳を閉じる。
「多分この契約は・・忠夫がずっと大きくなってから発動するものだと思うの」
「・・今助けきれんのか?」
「・・・今・・したら多分私が死ぬ・・かな?」
「・・・ほうか」
「これが発動するまで私は絶対生きているから自我もなくしてないから・・・」
「そんなに待たせん」
はっきりと横島。
「まあ期限は十年ってところかな?」
・・・くすくすとゆうこ。
「・・・五年や」
しばしの沈黙の後横島。
「・・・・・・・期待してます」
「絶対五年や」
というと横島は口を噤んだ。
どうやら今助けきれないというのがよほど悔しいらしい。
口を一文字に結び両手を指が白くなるほど強く結んでいる。
「・・・・ありがとお」
そう言うとゆうこは言葉を紡ぎはじめた。
「わが名はゆうこ彼のものは「横島忠夫」我が真名「メフィスト」において彼のもの我の一部を開放する力備えし時彼のもの我を救わん事を・・」
穏やかで柔らかいゆうこの声が聞こえる。
それはいつも聞いている声で・・。
そして触れ合っている額の温かさが確かにここに「ある」ことを実感させて少しだけ・・少しだけ悔しい気持ちが薄れる。
確かに今は何も出来ないかもしれない・・事実できないしもう直ぐ大阪から東京へと引っ越す事になる・・・・だがそれでも、なんとかなる自分はゆうこを助けきれると思っている。
まあ・・・・かなり危険だとはおもうが。
ゆうこは自分が助けきれるようになるまで今のまま生きているといった。
なら自分は絶対五年で助けることができるはずだ。
方法なんて知らない。なんで自分がこんな事をしないとならない経緯なんてどうでもいい大事なのは自分は五年で助けると決めた事
ゆうこがそれまで生きていると決めた事。
それだけだ。
・・・・・・・そして最期に・・・耳に入った聞きなれない発音・・・。
瞬間ー
頭の中が真っ白になる。
つづく。
一回書いてたら強制終了されてこの話書くの二回目です(泣)
しかも・・・・まったく別物・・あうやっぱノートとかに下書きしないとなあ

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