ザ・グレート・展開予測ショー

横島の給料(4)


投稿者名:トシ
投稿日時:(00/12/ 9)

「そういえば飯食べるとこなんてあったっけ?」
「横島さんが雪の丞さんと修行しにここに来たでしょう?」
「あ、そういえばあの猿の神様とゲームやった所に台所があったような・・・」
「そう、そこです」
「ふーんあそこか・・・ん!?待てよ!?ていうことはあの誰もいない空間で俺は小竜姫様と二人っきりになれるんじゃないのかっ!?おぉぉ!!!!つまりこれは!!!!」
「・・・・・」
小竜姫はじーっと横島を見ている
「ご、ごめんなさい」
「いや別にいいですけど」
小竜姫はまた歩き出す
「あー怖かった・・・」
と横島。自業自得だ
それからしばらく歩くと小屋が見えた
「さ、この椅子に・・」
「わかってますよ」
横島と小竜姫は椅子に座ると異空間に瞬間移動した
「あーここも久々だなー」
「ちょっと待ってくださいね食事の今用意しますから」
「はーい」
それから横島は待った
さらに待った
とことん待った
三時間経過
ちなみに言うとこれは夕食である
「・・・も、もうあかん死ぬ」
横島はホントに餓死しそうな表情だ。そしてその時
「横島さーん」
と小竜姫の声が聞こえた
「出来ましたよー」
「おお!!待ってましたー!!」
と横島は台所に走って行った
するとそこにはエプロン姿の小竜姫がいた
「うおぉぉぉ!!!!カ、カワイイ・・・!!」
「ありがと!って言うか早く食べましょうよ」
小竜姫は食べ物をテーブルにもって行く
「あ、俺も手伝います!!」
横島もそれを手伝う
「さて食べましょうか」
「いっただっきまーす!!」
横島は小竜姫の料理をがつがつ食べた
「う、うまい!!うますぎるぅぅぅ!!」
「そう!よかった!!」
「でも何でこんなに時間がかかったんですか?」
「え、ああごめんなさいねちょっと失敗しちゃったんですよ」
「ふーん。でもホントにうまい!!」
「・・・横島さんちょっと話し変わりますけど」
その後小竜姫はちょっと真剣な顔で言った
「横島さんはなんでそこまでして給料を上げたいんですか?」
「え?あーそれはですね、前バレンタインの日に美神さんと小竜姫様とオキヌちゃんの三人でチョコの事で争ってたでしょ?それで結局オキヌちゃんにチョコもらったんですけど良く考えたら俺毎年オキヌちゃんにチョコもらってたんですよ。だから俺、オキヌちゃんに今までの分高いプレゼントでお返ししたいんですよ、だから・・・・」
と横島
「なるほど・・・だから給料上げてもらおうと思ったんですか」
「はい」
「でも私も来年横島さんにチョコあげますよ?」
「う、それは・・・その時はその時で小竜姫さまにもお返ししますよ!!」
微妙に真剣に言う横島
「ふふ・・・まあ期待しときますよ。」
微笑する小竜姫
それから色々な話をしながら1時間ぐらいで全部食べ終わった
「さてそろそろ修行しましょうか」
「よっしゃ!!・・・そういえば飯食べる時間もったいないですね」
「何言ってるんですか、私の料理食べれたからいいじゃないですか」
「まあそうですね(自分で言うなよ・・・)」
「さ、次は文殊を鍛えましょうか」
「どういう風に?」
「あなた今一文字しか使えないでしょ?例えば「剣」とか「守」とか」
「はいそうですけど。・・・で文字を増やそうと言う事ですか」
「そうです」
「で、どうやって?」
「ひたすら文殊に複数の文字の念をこめるのです」
「ひたすらって・・・良くわからんけどわかりました。じゃあさっきの修行場でやればいいんですね?」
「そうですじゃあ頑張ってね!!」
「はい!!」
横島は修行場に向かって走っていった
そして修行場に着きガラッとドアを開け中に入った。しかし
「うっ!!何だこの感覚は!!・・・力が、抜けていく・・・」
横島はその場にへたり込んだ
「横島さん」
後ろで小竜姫の声が聞こえた
「しょ、小竜姫様、コレは一体」
「私が用意した結界です。その中では霊力が段々無くなっていきますよ」
「な、何でこんなものを?」
「その状況で文殊を使いまくってくださいそしたら横島さんの文殊のレベルが上がるはずです」
「この状況で?」
「はい、そうです」
そういうと小竜姫は空間ごと消えていった
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!」
横島は焦るがもう小竜姫は消え出口も消えてしまったので外には出られない
「そんな、こんな所に文殊を使うどころか死んでしまうやないかっ」
横島は考えたが
「そうだ!!文殊で何とかなるかも」
そう思った横島は文殊を取り出した
「えーっと文字は・・・」
横島は考えたが一文字でこの空間を出れる文字はなかった(あっても無かった事にして)
「どうしよう・・・「脱出」ならあるんだけどなー・・・ん?これはつまり」
横島は小竜姫の考えに気づいた
「生きて帰りたかったら強くなれって事か・・・よしっ!!やったろうじゃねーか!!」
横島は早速文殊を二つ取り出した
「よしっ・・・えーっと文字は何にしよう・・・」
横島考える
「コレでやってみるか・・・」
文字は「脱出」
しかし文殊はプスッという音をたてて風化してしまった
「あーあ、っていってる間にも霊力が・・・!!」
横島はどんどん霊力が落ちてくる
「畜生!!貴重な一発だったのに!!もう一回!!」
横島がんばる。その頃美神達は
「アイツ今ごろ何処ほっつき歩いてんのかしら」
美神はイライラ気味
「横島さん大丈夫かなぁ」
心配するオキヌ
「修行するって言ってたでござるが」
とシロが言うと
「もしかして横島君妙神山に行ってるとか・・・まさかね、大体あいつ場所覚えてないだろうし」
そのときピンポーンという音が
「はーい」
オキヌがでるとそこには唐巣神父がいた
「やあやあオキヌちゃん」
「あれ、唐巣さん?どうしたんですか?」
「ちょっと用があってね」
「とりあえず中へ」
神父とオキヌは事務室へ向かった。
「あら唐巣先生!!」
「久しぶりだねー」
「いやつい最近会いましたけど・・・」
「まあそんなことはどうでもいい」
「美神君。今横島君が妙神山にいることを知っているのかね?」
ちなみに言うとこのときすでに横島が出て行ってから二日目である
「え!?・・・やっぱり」
「事情は横島君から聞いたが迎えに行ってあげたほうがいいんじゃないのか?」
「は!!何であんなヤツ!!」
「・・・・まあ私はこれを伝えに来ただけだからそろそろ失礼するよ」
と言い残して神父は帰っていった
「あいつ仕返ししてくるかも」
そう思う美神だった










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