ザ・グレート・展開予測ショー

宿敵(というか一方的に)10


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/ 8)

どおおおおっ
「・・・あ・・」
衛藤が口をひらこうとした瞬間。
一斉に三人へ物の怪があつまって来る。
「なんか嫌になるくらい多いなあ」
と横島。
「まああれだけ派手に結界破ればなあ」
と腕まくりをしながら雪の丞。
「さっきより多い気が・・・」
と衛藤。
「そりゃそーだろ」
と雪の丞は言うなり鋭い気合と共に体を霊波の鎧まとう。
「じゃー衛藤だっけ?」
と横島。
「はい!!」
「さっきのやつでおまえもう一回できるか?こー敵にダメージを与える感じのやつ」
とにやりと挑戦的に横島。
「できますっ」
反射的に答える衛藤。
「じゃーいいか限界まで霊力をあげてだぞさっきの・・そうだなあ3倍くらいの力だとちょうどいいなあ」
とそう出来ることを前提に横島。
確かにできないことはないが「真言」の使用は霊力を激しく消耗するのだ。
さっきのでも結構きついのに・・・
「んじゃ頼むわー」
とあっさりと横島。
その間も雪の丞はばさばさと物の怪をなぎ倒している。
・・・・・・・・・この人って・・?
衛藤は精神統一のため体の前で印を両手で結び・・・「失われた言葉」をつむぐ。
それはもう人には発音できる言葉がどうかもわからない
ずっとずっと昔から一子相伝の形でひっそりと伝えられてきた「真言」であり「呪」・
そしてある一定の条件を満たす者が「失われた言葉」をつむぐと「ことば」は「言霊」になり「真言」になる。
そうやって戒めの力を持つ。
「んでおれはー」
と衛藤と雪の丞をみながら文殊に念をこめる。
まあ自分が一番楽だとはおもうがこの場合これがベストだと思うしどうやらこの二人は進んでこっちに来たからいいだろうと思う。
文殊に込める念はー
「消」「減」
きいいいいいいいいいいいいいいいいいん。
ひかりが視界は占領した。
雪の丞によって衛藤が「真言」を唱える間の時間稼ぎをしてもらい
衛藤に霊の力を弱らせる。
そして文殊で消滅させる。

「よしこれで雑魚霊はいないなー」
とっさわやかに横島。
ぜえぜえと肩で呼吸をする雪の丞と衛藤がいた。
つづく
・・・・・・・・へん?

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