ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/ 3)

「欠片」を抑えつづけた状態で、結界を張る。
・・・・・これははっきり言ってそうとうキツかったりする。
霊力をごっそり取られる。
まあ父親のほうが陰陽の術者の家系だったらしく、文献などを頼りに結界を創る分には困らないのだが・・。
まあこのことは自分の問題だし人どうこうしてもらう気はまったく無い。
たまに何も知らないままの横島にやつあたり(と一言でかたずけるにはあまりにも酷い事を)しながら三年間続けてきたのだ。
「欠片」の方もまだ横島が子供という事を理解して(というか理解させて)大人しかったのだ。
なにしろ「欠片」の願いは「想い」を伝える事ー。
・・・・こんなこと前世の記憶もないだろうに言われた日には絶対に信じないだろう。
千年以上も前から続いて来た「思い」をあっさり否定された日には・・・・・
絶対なにがあっても暴走すること請け負いである。
・・・・・・・他人事だったらもっと面白いんだけどねー
充分自分ごとでも楽しんでいるのがこの女性のこの女性たる所以なのだが・・。
(・・・・転校か・・・それは頭に無かったなあ。)
とゆうこは暴走しそうな「欠片」を抑えながらうーんと唸った。
「離れる」−どうやらこの言葉にかなり抵抗があるらしい。
千年前に非常に不本意な形で別れる事になったのだ。
その上・・横島にすきな相手がいる。
・・・・これはゆうこも初耳だった。
(夏子が横島を好きなのは気づいていたが)
ゆうことしては夏子は大事な可愛い可愛い妹だ・・真っ直ぐな気性とひねくれた性格。
口より先に手がでる所も良いと想う。
・・・・・・・・・まあゆうこの見解なんで。
まあふつーの男には可愛い妹はやれないなあと思うのだが横島なら良いと思う。
この三年間の付き合いでどこどこまでもそりゃもう救い様の無いくらいの大馬鹿だという事はよおおおく理解できた。
興味が湧かない事には次の瞬間には忘れる。
学習能力は無い。
やめればいいのに酷い目に合うと分かってても懲りずにやる。
人の神経を逆撫でする余計な一言を言う。
だけど、興味がある事にはとんでも無い集中力を発揮するしまあ・・頭は悪いが回転は速い。それに、自分の見込みどうり大事な事をちゃんと知っている。
それは知識としてではない。
・・・・・・理念としてでもない。
だけどちゃんと知っているのだ・・・。
つづくー
・・・・・うーんいいかげん回想編からぬけだせよ自分っ
(ああっすいませんっ)

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