ザ・グレート・展開予測ショー

宿敵(というか一方的に)7


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/ 3)

「そうだったんですかっ!!僕は雪の丞さんがお前とは比べ物にならない位の凄腕の助っ人をつれて来るって聞いてたんで、てっきりどんな人がくるんだろうって思ってたんですけど・・・・・そんな見習なんてっ!!!」
とがっしりと横島の両手を握り衛藤。
「まかせて下さいっ。どんな手を使って雪の丞さんに連れてこられたか知りませんがっ絶対に貴方を危険な目にあわせたりしませんっ」
頬は高潮しその瞳は使命感に燃えていた。
「うんうんっ。ありがとおっ!!きみなら安心して任せられるよっ」
と嬉しそうに何度も頷き横島。
と次の瞬間。
ごおおん。
と衛藤の頭上から無言で雪の丞のこぶしが落ちてきた。
「いったああ」
と衛藤。
「・・・その辺にしとけよ」
と不機嫌そうに雪の丞。
「いいじゃねーか衛藤もやる気になってんだから」
と横島。
「そおですよっ!!雪の丞さんともあろうひとがこんな場慣れしてない人をこんな危険な所につれて来るなんてっ!!危険すぎますっ」
と頭を両手で抑えながら強い口調で衛藤。
「・・・・お前なあ・・・」
雪の丞は体調不良以外の理由からくる頭痛を感じつつ口を開く。
・・・・第一場慣れしていないと言うならばこの衛藤のほうこそだ。
「・・・お前・・美神令子っていうGS知ってるか?」
「え・・はい。高額の報酬と引き換えにどんな依頼もこなす世界屈指のGSですよね?」
なにをいきなりといった感じで衛藤。
「こいつはその美神のだんなの弟子で腕の方は、俺より上なんだよ」
と雪の丞。
「もちろん実践経験もおまえより全然あるし、魔族とも戦った事だってある・・。」
「え・・・・」
と衛藤。
前にいる横島はきまずそうに視線をあさっての方向に向かわせていた。
「・・・じゃあ・・・・横島さんって・・横島忠夫さんですか?」
おそるおそる尋ねる衛藤。
「・・・・・・・まあそーゆう名前だったかなあ確か・・・」
「じゃあこれはもしかして文殊?」
・・・・・・衛藤はおそるおそる手のひらにある玉を見る。
と衛藤から横島に視線を変え雪の丞。
「横島もまじめにやんねーと美神のだんなとおきぬちゃんにあの事とあの件の事ばらすからな」
びくうう。
雪の丞の言葉にあからさまに顔色を変える横島。
「友達をおどすか普通っ」
・・・と一瞬の沈黙の後に焦ったような横島。
「脅す」
と横島の言葉にはっきりと簡潔に答える雪の丞。
・・・・・・・・・・はあ。
「やりゃーいいんだろ」
ため息の後諦めたように言った。
悪霊より妖怪より怒ったあの二人のほうが横島には恐ろしかったのだ。
「じゃー今回の仕事の説明なー」
つづく
・・・いやなんとなくこっちかなあと(笑)

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