ザ・グレート・展開予測ショー

宿敵(というか一方的に)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/12/ 1)

「よし君に任せたっ!!」
とにこやかに衛藤の手をにぎりながら横島。
「・・・へ?」
なんのことだか分からない衛藤。
「おい・・・」
これから横島の言うであろう言葉を予想しため息のように雪の丞。
「ほいっ!!!」
と横島は手元にある文殊を全て衛藤の方へと投げる。
「・・・なんですかこれ?」
と衛藤。
「おいっ横島。」
と雪の丞。
「いいじゃねーか。腕はわるくなさそーだし、俺居なくても大丈夫じゃねーか。ほらっちゃんと文殊やるからさっ俺は後方支援ってことで。いつも二人なんだしさ」
とにこやかなまま横島。
「・・・・・・・あのなあ」
はああああああああ
と雪の丞は大きなため息をついた。
「・・・・あ・・あのー」
と衛藤。
「なあお前は腕に自信あるよなあ」
と横島。
「ま・・まあそうじゃなきゃ雪の丞さんについて行ったりしませんよ」
と衛藤。
「の割には足手まといになるけどな」
と雪の丞。
「・・・・そ・・それは」
言いよどむ衛藤。
「いやそんな事は無いぞ!!」
と横島。
「雪の丞は俺の前では腕は悪くないっていってたしな。」
と雪の丞の方をちらりと見て横島。
ぱああっとみるみるうちに衛藤の表情が明るくなる。
「ほっホントですかあっ!!!!やっぱり雪の蒸さん僕の事口ではなんだかんだ言いながら、気にかけてくれたんですねっ」
「ええいっ気にかけとらんわっ!!!・・うっとおしいからひっつくなああ」
と雪の丞。
・・・・・大の男が男に引っ付く姿は・・・けっこう見苦しい。
(・・シロ女でよかったなあ)
とちょっと嬉しそうになつく衛藤を見て思う横島。
「・・・・な?それに比べて俺・・・まだ見習いだし自信ないんだよなあ」
と胸に右手を当てしみじみと言う。
「・・・おい」
と雪の丞・・・・。
助手といっても、「あの」美神の助手だ・・・。
数え切れない程魔族と戦っているし。
ICPOにも一時的にとは言え居た事もある。
・・・・・・・それのどこが自信ないんだ・・・・・
「そ・・そうですかっ」
と素直に信じ込む衛藤
・・・・・いや・・・・・ただたんにメンドクサイだけだろおと雪の丞は思った。
つづく
・・・・・・あれ・・まだ除霊までいかない?
逃走っ!!!!

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