ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「3.おキヌのラヴィリンス(6)」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/11/28)

「じゃ、じゃあ・・・・ここにいるのは、おキヌちゃんでなくて、死津喪比女自身?」

のっけから声をあげる美神。
すると、当たり前であるかのように、忠夫は言う。

「そう、美神さんが呪縛を解き放った本人こそ、死津喪比女だった・・・・。
 そして、あの時見たフォログラフィックや、仮死装置こそ・・・。」
「そ、そんな・・・・・・!」

おキヌの青ざめた顔。
ちなみに、この場面は・忠夫専用のUAK攻撃機「フェニックス飛来ヤー!」号の中で、
おキヌがぶるぶると体を震わせていた。
おキヌがこの事実を知った今、恐ろしがっているのだ。
急に、おキヌがネクロマンサーの笛をふけなくなった理由ではないかと考え始めていたのだ。

「まさか・・・そんなことがあっていいの?」

氷室家でみた古文書や氷室家の主人の話がくい違っていたというのかとばかりに、美神が口をはさんでいた。

ここで、忠夫からの話・・・回想シーンに入る。

        ☆          ☆          ☆

「あの、何か御用ですか。こんな時間に・・・・・・」

死津喪の家の門を何度も叩き続けた結果、出てきたのは神動系の衣装を身に纏ったおキヌの姿であった。
このナレーターでさえも予測できなかった、恐るべきことだ・・・一体、何故・・・?

「なあ、お主もしかして神族の者か?」
「・・・何のことです?大体、こんな時間に起こしておいて・・・」

カオスの即興な尋問に対し、そのかわゆ〜い目をこすって眠そうに言う。
とその時、ついに超大津波がその間際に迫ってきていた。
ざぱぱぱーーん・・・と。
そして、この土地に襲い掛かろうとしたとき・・・!
な、なんとその大津波は上から覆い被さろうともしないばかりか、何者かに支配されたかのように
勢いが弱まり・・・波は消え去った。
その中から現れたるものは・・・ま、まさか・・・

「ほほほほほ、私を探しておいでかえ? 死津喪比女・・・いや、死津喪の姫・キヌよ・・・!」
「死津喪比女!元の土地にお帰りなさい!」

おキヌの声が突然、怒った声に変わった。
ここだけの話ですけど、この当時は、少々派手で結構怒りやすい性格だったんですよ。
にしても、死津喪比女とは・・・一体、何者なのか・・・・・・と、その時、ヒイイイ・・・・ンとおキヌの額に
何かが映っていた。紋章のようだ。

「お願いですから・・・帰ってください・・・!
 そして・・・・・・二度と、私の能力に触れ・・な・・・」

ばたっ!
疲れたかのように、気絶するようにおキヌは倒れていった。
しかし、死津喪比女とおキヌの間に・・・何の関係があるのか・・・・・・!
と、グゴゴゴゴ・・・と、その時またもや強大な地震が起こった。
霊振・・・・・・!?
だれもがそう思っていた。            ・・・
何故なら、おキヌの体が地に触れた途端におき始めたからだ。決して洒落ではない。

「零震・推定振動・37度・・・・・・・!」
マリアの感知能力だ。他の動物の霊感よりも鋭い感知能力でもって感じ取れるのだ。
ここで改めて説明しておくが、今までのものはすべて零振における振動であり、目的以外のもの
には一切危害が及ばないというのも特徴のひとつである。SC19〜20巻を参照しよう。

そして、死津喪比女はまだこの場にいた。
・・・が、まったく動かない。一体どういうことだ。

「カオス・何も・波動・感じ・ません。」
「ふーむ、いったいどういうことじゃ。」
「かおす・それ・ナレーター・言った。」
「わかっとる!」
「しかし、ざっぎのこん死津喪キヌって言ーだっげ・・・。
 あん台詞、不思議なものがなかったか。」
「あっ、それワシが言おうとした台詞じゃ。」
「どっちでも〜〜、いいじゃない〜〜〜。」

こんな調子で、なかなか先に進まない・・・。
そこで、とりあえず、この気絶した娘・死津喪キヌを死津喪家の中の寝床に3人とも協力して運んで
寝かせてやる。こうして夜更けはふけるが・・・・。

『次の日の、アーサー!』

「きゃあああああああっ!」
死津喪キヌの叫びで、二人・・・六道志乃とヨーロッパの大魔王・ドクターカオスは目覚めた。
そのおキヌの上の着衣が半分はだけて、かぁわいらしく丸みを佩びた胸に高島盟信が頭を突っ込んだまま寝ていた。
それを見た六道志乃はというと・・・・・予想通り、サンチラの親式神・サンダラを呼び出していた。
当たり前である。そして、お決まりのパターンだ。

「もう〜〜、何で捏造〜〜・・・じゃなくて〜〜〜、え〜と〜?
 あ、そうだ〜〜寝相してるのよ〜〜〜〜!」

志乃は顔をぷんすかしている。カオスは、そのサンダラの巻き添えを喰っていた。
これを見た皆さん、高島盟信に石じゃ生ぬるいので岩を思い切りぶつけてやりましょう。

・・・さて、本編本編。

「さて、今日からはおキヌに関する情報を集めねばな。」
「うん〜〜。」
プンスカと顔を膨らましながらも、まだも今朝のことを根に持っている・・・ような事はなく、
ケロッッと忘れて返事をする。

「カオスも頼むぞっ!」
「おう、このヨーロッパの大魔王に任し・・・」
「そっちの死津喪キヌの見張りをな。」

「ずるーーっ!私に何も期待してないのか・・・・・・あ、行っちゃった。
 くそっ、私の出番が・・・・・・・。」



こうして、半分は明かされてはいるものの、おキヌの謎を追うこととなる。
全ては、次回以降で明らかになる・・・と引っ張りつつ次回へ続く。

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