ザ・グレート・展開予測ショー

おキヌちゃん向きのエンディング


投稿者名:ASK-YOU
投稿日時:(97/12/24)


おキヌちゃん向きのエンディング

 ひとつの戦いが終わり、そして3年の歳月が流れた。
 横島20歳、おキヌ19歳。
 ついに念願のGS事務所を構えたふたり。
 ふたりは、新しいアシスタントを探すことにするのだが‥‥。

「おキヌちゃん。ちょっと休もうか」
「それじゃ、私こ〜ひ〜入れてきますね」
「ああ、ありがとう」
 応接室で向かい合ってコーヒーを飲む、横島とおキヌ。
「――やっと、順調になったって所かな」
「ええ。今月はなんとか黒字になりそうですね。この分なら、あと半年
くらいで利益が出てきますよ」
「その後が忙しくなるよ、おキヌちゃん。税金のことなんかも色々考え
なくちゃ」
「私、そういうの得意です」
「それで、考えたんだけどさ‥‥」
「アシスタントのことですか?」
「そろそろ、おキヌちゃんの他にひとりくらい入れてもいいんじゃない
かな? ほら、税金対策にもなるし」
「そうですね。でも、若い女の子はだめですよ。――横島さんって、女
の人がいるとちっとも徐霊に身が入らないじゃないですか!」
「だって、この間の依頼人、めちゃくちゃええ女やってんもん‥‥??」
 ふいに違和感を覚え、一瞬動きが止まる横島。コーヒーカップを置き
ながら天井を見上げ、まるで誰かにはたかれた様に頭をかく。
「‥‥‥‥??」
 それを見て、ちょっと小首をかしげるおキヌ。
 仕事も順調で、何もかもうまくいっている筈なのに、ふたりが「何か
が足りない」と思うのは、大抵こんな時だ。
「――まあ、そう言わずに面接だけでもしてみようよ」
「ええ。その代わり、面接の時は私も一緒に居させて下さいね」
 眉を寄せ、怒ったフリをするおキヌ。
「うん。実は、この前事務所にアポイントメントを取ってきた学生がい
てね。何て名前だったかなぁ? ――そうそう、美神令子。これがなか
なか優秀そうな感じの学生なんで、一度会ってみようと思うんだ」
「(やれやれ)‥‥でも、面接中に『なんぱ』なんてしないで下さいよ」



 この話のコンセプトは、「らぶこめエンディング」です。
 でも、全然「らぶこめ」になってません‥‥。何故?(泣)

 それはそうと、いきなり歳が7歳ほど若返っている人がいますが、ま
あ‥‥‥‥色々あったんでしょう。(笑)






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