ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/11/20)

「・・・・それに絶対三途の河はとおるって♪」
アルバムを閉じながらゆうこ。
美神とオキヌは部屋の外で待っている。
(ちなみにシロは無理やり横島についてこようとしたのでロープでくくりつけ美神に持ってもらった)
「・・・・いやべつにいいんだけど・・・・まったくゆうねえも無茶すんなよ」
と少し呆れたように横島。
いつの間にかゆうこの前の席に座りお茶をすすっている。
「なんのこと」
なんの事かわかんないといった感じで笑う。
「ただでさえ、きついだろーに加賀の・・・・霊はまあいいとしてぼこぼこ悪霊よびだして負担かかる事してるしなあ」
と横島が言うとゆうこはしれっとした顔で
「何言ってるの?私はいつも自分がしたいことしてるだけよ?
忠夫を助けたのも信じたのも由美ちゃんを移したのも霊をよびだしたのも全部そうしたいと思ったからよーまあきついけど・・・・心がくるしいのよりもまだ良いと思うんだけどなあ?」
無理どころかとっても楽に生きてんだけどなあ・。
と言った。
「そうだなあ・・・・・」
まあ自分もにたようなものなので苦笑する。
確かにゆうこに助けてなんていわれた記憶は無い。
ゆうこはどうやら自分が助ける事を予想していたようだが今ここにいるのはなにもゆうこに予想されているからではない。
ただ自分がそうしていからと言うだけだ。
恩人を命がけで助けてやりたいからだなんて言葉は頭の何処にも無い。

ごくり・・・・・・・
横島は息を呑み・・・・・・・・・・・覚悟を決めた。
「ゆうねえ・・・・・・・」
ゆうこの名前を呼ぶ。
「私がみこんだ子なんだから自信もってね」
この言葉を五年前にも聞いた。
・・・・・・・
一瞬の空白・・・。
崩れ落ちるゆうこの体
そしてゆうこの身体から現れる他の意思。
強烈・・・・・と言えるほどの自分にかかる圧力。
真っ白に閃光で埋め尽くされる視界。
・・・・・耳は何の音もとどかない。
くらり
・・・・・平衡感覚がおかしいらしくちゃんと座っているという事が感じきれない。
体が暑いのか寒いのかわからない・・・。
五感の全てが狂っていくのがわかる・・・・・。
・・・・(・・・・きっちいな)
覚悟はしていたが・・・・・・
(これが・・・・・・)
横島は「あの日」の事を思い出しながら耐えている・・
そう・・・・・五年前の「あの日」を・・・・
つづく・・・
・・・・また回想編です・・・・・・・・・・・・・・(逃走っ!!!!!!)

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