ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/11/18)

白い閃光・・・光・・・・・自分の中にある「何か」が壊れて弾けとぶ・・・・・。
・・・・数分経過。
「いってえ・・・・・・」
と頭を両手でおさえ横島。
・・・・全部思い出したはいいが、無理やり「それ」を打ち破ったおかげで頭への負担が半端じゃなかったのだ。
ぐるぐると視界が回るわ頭はがんがんするわ・・・・・まるで酷い二日酔いである。
「・・・・ゆうねえ・・・・これはひでえぞ」
だが言葉とは裏腹に口元には笑みが浮かんでいる。
それは自分のせいでゆうこがどれだけ負担がかかったか知っているからであり、そしてこれから自分がそれを救えるという事を分かっているからである。
まあ・・・・ゆうこが今の状態に陥ったのは自分で選んだからであり、それがたとえ自分を助けるためだとしてもである。
はっきり言ってゆうこを助けるためには横島は命を危険に晒さないといけない。
・・どこぞの愛やら正義やらと言う奴なら喜び勇んでいくだろうなあ。
と痛む頭でぼんやりと考える。
・・・自分の場合これが嫌いな野郎だったひには(もちろん男)一瞬の躊躇も無く見捨てるだろうと断言できる。命あってのものだねだし死ぬのは絶対嫌だ。
だが・・・相手はゆうねえである。
全然死ぬ気はない。
できれば痛い思いもしたくない。
だがでもまあ・・・・・・いいか・・・とは思う。
何がいいかといわれるととてつもなく困るのだが。
「・・・・さてと・・・千年前の約束だなメフィスト・・・・」
少しずつおさまってゆく痛みをやりすごしながらそう呟いた。
・・・・
「でもなんで美神さんの前世の為に俺がこんな苦労するんだ・・・」
・・・現世ではとことん痛めつけられてるのに。
ちょっと悲しくなった横島であった。

いっぽう応接間。
横島がゆうこの封印を打ち破った瞬間。
ゆうこは微かに身じろぎをする。そしてほんの少し眉間に皺を寄せて押し寄せる苦痛を表面上にはださずやりすごす。
「美神さんっ!!!」
かたんと席をたちオキヌ。
「わかってるわよ・・・・しかもこの波動・・・・あの馬鹿」
ふう・・とため息をつき美神。
「・・・・せんせい」
横島のアルバムをへばりつくように見ていたが力を感じた瞬間席をたつ。
「とりあえずいくわよ二人ともっ」
そして三人は屋敷の一角からでる異常な力に席をたち力の方向へと走っていった。(ちなみに何故シロが美神に黙認されているかと言うとゆうこが「かわいいからいいじゃないの」の一言である。←何故か美神はゆうこに強くでれない)
一人残ったゆうこはすっかり冷めたお茶に手を伸ばす。
テーブルには横島の小学校の頃のアルバムがある。
写真の中の横島は幼く無邪気に笑っている。
「あと四・五年先だと思ったんだけどなあ」
写真を見つめながらゆうこ。
「まあいいか。それだけ成長が早かったって事だよねえ・・・・さてとそろそろやばかったからちょうどいいかも・・うーんやっぱ忠夫いい男っ♪」
ゆっくりと引いていく痛みを感じながらゆうこ。
艶やかにそして華やかに微笑んだ。
つづく・・・・ってつながってる?つながってる?(すっごい不安)
うきゃーもう変だあっけっこう書きたかったシーンなのにいいいいい

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