ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/11/16)

どおおおおおおおおっ!!
というなりシロ。
もの凄い勢いで走り出した。・・・・・すでに影も形も無い・・・。
「・・・・いやべつに頼んだ俺が悪かったんだけどな・・・」
そう呟くと横島は額を右手で抑え「はあ」と特大のため息をついた。
まあシロの走った方向をついてゆけばいいんだろうしと気を取り直したようにてくてくと歩いてゆく。
横島はかすかに覚えのある屋敷の中をシロの霊気を追いながら歩いていた。
(そーいやよくここでかくれんぼしたなあ)
当時のことを思い出し横島はかすかに口元をほころばせる。
さすがに除霊中は(たとえ相手が雑魚霊だとしても)ここの屋敷のことまで気を回せなかったのだ。
自分と夏子と銀一とゆうねえー
楽しかったなあ・・・あの頃は・・・・・何も知らなかった・・・・。
いや知ってしまった今が辛いというわけでも無い。
確かにつねに命がけの仕事はしている。死にそうになったのももう数え切れないおまけに雇い主は助手を人間とも思っていないと思われるし、ほかのおねーちゃんに手をだそうもんなら容赦ない折檻がまっている。
なのにあの「場所」は心地いい。
まあほかの連中がどう思っているか分からないが自分の「場所」はあの事務所の中なのだ。
・・・みんな俺の事なんざそう重要だとは思ってないだろうけど・・・・
(N・Yにいく時も誰も止めんかったし)
・・・・居場所?
ふと横島の心になにか引っかかった。
(・・・・約束ね?)
寂しそうなゆうねえの笑顔と泣きそうな自分・・・・。
・・・・・・・・・・・あれ?
なんか俺大切な事忘れてないか・・?
ふんわりと包みこむような薄い・・・・・なんだ・・・霧?
・・・・大切な約束。
本当の言葉・・・・そして・・・・・・。
「・・・・契約」
それは呪をモツ詞・・・・。
縛られた・・・・・・。
「・・・・なんだ?」
なにか横島は胸がむかむかするのを感じた。
何故か分からないがとても嫌な感じだ。
思い出さないといけない気がする・・・・それが約束だから・・・
なんの約束?
ゆうねえと俺と・・・・
とおいとおい・・・・・昔に・・・・・美神さん?
・・・・・・・・・・・・・・・なんだ?
瞼にやきつくと思われる一瞬の閃光。
そして脳裏に浮かぶ詞。
(「だから・・・私が・・・・」)
つづき
・・・今回いつにも増して短いなあ・・・・はあ
・・・・でもちょっと核心にきた?・・・まあしょぼいけどさ(泣)

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