ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「3.おキヌのラヴィリンス(3)」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/11/13)

カオスは、未だウルトラマンカオスとなりて戦っていた。
宇宙ロイド獣・マテリアーサに、レオとアストラがコンビを組んで放たれる必殺技・ウルトラダブルフラッシャー
を真っ先に放たれてUAK攻撃機が大破・髑髏雲を発生、その事態にやむなく帰ってしまわれたため、
たった一人で立ち向かわなければならなかったのだ。
まさに「5人はアイドル」であった。


戦闘時間は既に3時間と38分、既に72個のガングロタイマーを使い果たすが、まだ26個は残っている。
「でゅわっ!(スペース有無光線!)」
ウルトラマンタロウのストリウム光線の逆型の体勢で超強力光線を放つ。
もう67回も同じ位置に向けて放っているのに、そのマテリアーサの命中個所には全く傷すらもない。
…マテリアーサの前にはまったく効果がないのか。
このままでは、すべてのガングロタイマーを使い果たしてしまう。

「ででゅわぁーーーっ!」
ウルトラマンカオスは一時撤退しようと考え、空へ手をやると、飛び立つ。だが……
ゴォ〜〜〜ン★
ウルトラマンカオスは、見えない壁に頭を打ち付けた。
不思議な力によってかき消されたともいうけど。

「ギュ……オォウォソン!(カオス、覚悟!!)」
マリアの鳴き声(どんなんだろ??)が響く。それと同時に、マテリアーサの手から何やら青白い玉の
ような物が見えはじめる……!
これは、時空弾だ!!
ウルトラマンカオスを、無時限界に陥れようとしているのだ。
いくら不死でも、そういう場に送ってしまえば倒されたことになってしまうのだ。
ついに、カオスにタイムリミットが近づいたのか……と、

「そのトキ」

1体のUAK攻撃機が近づく………!
それは、忠夫専用の攻撃機「フェニックス飛来ヤー!」号だ。
決して、「忠夫がフェニックス??ザ・フライ??嫌やー…!」なんて言わないやふに。

          ☆          ☆         ☆

時間は、その戦闘中の2時間ほど前にして、場所がUAK基地内。

「なんて傷を負ってきたんですか。」
「はやく〜〜〜、ショウトラちゃん〜〜〜〜!」

おキヌのヒーリングと、冥子の式神のショウトラに攻撃隊員は治療させてもらっていた。
そんな中、しかし西條と忠夫が相変わらず口喧嘩しているが、おキヌと冥子も無言の霊力的喧嘩の最中だったのだ。

「おい、忠夫!
 いつまでも冥子クンに治療させてもらってないでさっさとどきたまえ!!」
「おまえだって、そういって、おキヌちゃんにいつまでべっとりしてるんじゃっ!」

すると、じとーーっと、美神は西條の背後にドグマ以上の睨みを当てていた。
一体、何人の男に惚れとるのだ、アンタ。

「なに、アンタまた(1)みたいにシバカれたいの?」

ひえ、ひええ、ごめんなさいいっっーーーーー!
この辺は抜きにして、おキヌにスポットをスポッと当てよう。

「いやぁーー。おキヌちゃんのヒーリングはきくなあ。まるで聖母マリアのようだ。」
唐巣のこの言葉に、おキヌは一瞬どくんっと感じた。
せ、聖母…?
「お中元の?」
「それは、お歳暮じゃあ……?」
冥子のショウトラに癒されてるピートが思わず突っ込む。

「そういや、あの300年前にもそういわれた記憶が……?」
そのおキヌの一言に、皆が驚いていた。
フランス郊外、リスボンという市に現れて第一次世界大戦終結、そして第二次世界大戦勃発の予言を
したという「聖母マリア」が、このおキヌと関係あるというのか…?

         ☆          ☆          ☆

そして、おキヌの心の中の回想。
グルコース…いや、えーと、ヘルゴースと・・・・違う、いや、なんて言ったっけ?

「それって、チューブ…いや、オフコース、勿論って言いたいんだろ?」
などと、おキヌのボケ&忠夫の突っ込みと共に300年前の回想が語られていくのだ。



「高島道師。」
「どうした。…いや…洒落じゃなくて☆」

時は1680年、例の温泉が以後にできるところだった。
ここに地霊退治の会議が開かれていたが、その中に、何代か前の六道家の者・六道志乃、
同じく陰陽道の血を引く高島盟信の姿があった。

そのまじめに聞かない高島の前にバン!とたたいて話す。
「それどころじゃありません。シズモヒメという地霊が悪霊化して、日に日に強くなっていく一方です。」

そんなこんなで回想は続き、おキヌの謎がついに明かされることになる。
聖母マリア……この話がヒントとなる、初の超長編の開始だ。
以後、お楽しみにーーー!

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