ザ・グレート・展開予測ショー

バースデイ(おまけ編)


投稿者名:つなさん
投稿日時:(00/11/12)

 研究員がヒノメの念力発火能力で上半身が消し炭とかしていた頃。
 美神除霊事務所では…。
「このやどろくが!!今日は螢を家から出すなっつったでしょうが!!」
「だぁぁぁ、俺が悪いんじゃねぇ!!みんな桐斗の野郎がわりいんだ!!」
横島夫妻が烈火のごとく怒鳴りあっている。
「令子ちゃーん、うちの娘しらなーい?」
冥子は四十過ぎになってもまったく口調が変わらない。 
「あんた、また娘に家出されたわけ?まあ分からないでもないけど。まったく」
エミは行かず後家になってしまった。一応ピートと同居していた時期もあったが、自分だけがどんどんふけていくのに耐えられなくなったらしい。今は新しく見つけた愛人(一方的)をどう落とすか画策中である。相手の年もけっこういい年らしいので、今度は上手く行くかもしれない。
「横島さん!家の息子の悪口は許しませんからね!!そもそも螢ちゃんが息子を誘い出したんじゃないんですか!!」
横島家痴話げんかにおキヌ…さんも参戦する。この人母親になって息子の事に関しては恐ろしく強くなった。だが日常では然程変わらない。幽霊を300年やっただけあって人格はある程度固定されているようだ。
 ちなみに。
 シロはちゃんと狼族の男と結婚して現在12人の子持である。今でも事務所の近所に住んでいて時折横島にじゃれ付いては旦那と子供にじと眼で見られ令子に小突かれている。
 タマモは真友君と種族を超えて結婚した。現在養子が一人いる。が、その養子も人ではなく狐一族の子である。真友君はそれはそれでいいらしい。と言うより嫁さんといくつ年が放れてるのかしっているかどうかも怪しい…。

 後日談はともかく。
 忠夫と令子は螢の二歳の誕生日の事を、今更ながら鮮明に思い出していたのである。
「とりあえずヒノメが付いてるみたいだから、そうそう大事にはならないと思うけど」
「うるせぇ!桐斗の野郎に螢がきずものにされてもいいと思ってるのか、令子!!」
「家の息子は横島さんの若い頃とは違います!!」
「むっつりほどp−−−−−−(あまりに過激且つ卑猥な発言の為、削除させていただきます;作者)だろうが!!」
「だぁぁ、そこまでいうかこの宿六!!」
ぐばしげし…ばうばうカミカミ。
一瞬で血だるまにされる忠夫。
「ぎやぁぁぁぁぁぁぁ」
「とにかく、娘達を探しにいくわよ!」
令子とおキヌががしっと握手する。
「ほら宿六!!文殊だしな!」
「あぁぁぁ、結婚当時の優しい令子はどこへ行ってしまったのだぁぁ」 
ばしゅ、げしげし。
横島の結婚は、やはり赤字だたのかも知れない…。





 

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