ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/11/11)

・・・・・・
ぽりぽり
横島は複雑な面持ちで頬を掻きながら目の前にいる加賀由美を見ていた。
目の前にいる女性は瞳をウルませてじっとこちらを呼吸をするのすら忘れているかのように見つめている。頬はさくら色に染まりただでさえ美しいその容姿が、更に引き立てられている。・・・
・・・・・何も知らない奴がみたら俺すっげえ果報者なんだろうなー
とそんなことを思いつつ口を開く。
「で・・・加賀はそれを俺に伝えてどうしたいんだ」
と横島。
「え・・・」
「だから伝えたいだけじゃないだろ?伝えたいだけなら俺霊力あるからお前が霊体のままでも伝えきれるだろ?でも加賀は俺が霊力があるってしってもゆうねえの中にいるんなら加賀は俺にその体になんかして欲しい事があるんじゃないか?」
「まー俺に告白できんかったでいで二年も自縛されてたんって言うし俺に出来る範囲ならしてやるぞ」
あっけらかんと元来フェミニストの横島がいう。
ぴしぴし。
瞬間その場の空気が凍った。
もちろん源はオキヌと美神だ。
横島もその事に気づいたがとりあえず無視する。
その事をつっこんだ日には今加賀由美と話している事ができなくなる。
・・・・・・・それに今この二人になにか言おうものなら・・・・・・
言葉に出来ない状況に陥る事に横島の本能が感じていた。
「・・・・ほんま?・・・」
「ああ・・?」
「・・・・・・・・・・・やっぱ好きやなあ」
嬉しそうに加賀由美。
「へ?」
なんなんだ?
と横島は思ったー加賀由美は自分のせいでいつまでも現世に残っている・・・でそのお詫びに自分の出来る事とずうずうしく範囲を決めた上で出来る事があるならしてやるといっているのに・・なんでこんな言葉で嬉しがるんだろう?
・・・・・・変なやつ
「うん。皆が横島を好きな訳がわかるわ」
「・・・?おい・・・」
(好かれてる・・っていうのかあれ?)
半眼になり横島。
「ゆうこさんも小さい頃から横島の事すっごい可愛がってタヤろ?」
「・・・ああ」
「あんな、ゆうこさんそん頃横島が物の怪につかれんように一生懸命横島に結界はってたんやで」
「・・え?」
驚いたように横島。
「横島特殊な体質らしくて物の怪の類を引き寄せやすいん。だからいつもいつもゆうこさん横島家に呼んで結界はったり能力やその類の力封印してたん」
「・・・知らんかったあ・・」
と横島。
「・・確かに横島くんの物の怪への好かれ方尋常じゃないもんね。
子供のころからああなら・・・ちょっと大変だわ」
と美神。
「・・・・・」
どこか思う事があるのか沈黙するオキヌ。
「じゃー今も封印さえとるんか?」
と横島。
「いいやなんかもう一年前くらいに消えてるみたいだけど?」
と加賀由美。
「ふーんそーか・・」
と少し残念そうに横島。
「・・でな・・・横島・・」
「うん?あーなにしてほしんだ?」
「・・・私な返事聞きたい」
・・・・分かってるけどと付け足す。
それおわったらちゃんと成仏しろよ。
と念をおし横島。
息を呑みじっと耳を傾ける二人。
「まー嬉しいだけどやっぱ実体の無い幽霊とは俺はつきあえないな・・・だからなー」
そこでにやりと口に笑みを浮かべ横島。
「ちゃっちゃっと成仏して直ぐに転生ーあもちろん女にだぞ・・そーすればほらトシの差十八歳俺が三十四歳の時十六歳!なーこーすればいいだろ付き合えるだろ。」
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
「それまで横島・・・誰とも付き合わんの?」
「いいやんな事はないぞ」
はっきりきっぱりと横島。
「でも加賀さあ。俺がそんとき独身で彼女なしかもしれんしさー」
「へ・・?」
「俺さ子供欲しいんだ・・・いやもちろんおねーちゃんといちゃつきたいってのも全然あるけどさー俺は子供を幸せにしたいんだよなーって何いってんのかわかんねーよな」
だからさっさと成仏していい女として俺の前に現れてくれよ。
と横島。
「・・・なんだかなー」
と少し呆れたようにでも嬉そうに加賀由美。
つづく。
・・・・・もう終わんないよおおおおお(自爆)

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