初恋・・・?
投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/11/ 9)
横島はうんうんと唸りながら頭を抱えていた。
死んでからも恨まれている・・・(と横島は思っている)
・・・・自分はそんなに酷い事を加賀由美にしたんだろうか?
確かにあの頃は悪戯坊主やったし「終わりの会」で吊るし上げを何度もくらった記憶はあるがー・・・・・・
それにおぼろげにしか加賀由美の事を覚えていないのだ・・・・。
ちらりと隣にいるオキヌへ視線を移すとオキヌは一体何をしたんですかっとばかりにこちらを凝視しており、美神に至っては「自業自得よねえ」としみじみと呟いている。
というか、自分より美神のほうが人から恨まれる可能性は絶対大きいと思うが身の安全のために口には出さないでおく。
「でね・・その理由が忠夫だって知った時まあ・・自業自得だし忠夫に責任取らせようって思って連絡とろうとしたらいつの間にか忠夫GSにしかも超一流の腕って事になってたのが分かったのよねー」
とお茶が無いことに気づき4人分のお茶のおかわりを淹れつつゆうこ。
ぴく
横島が抱えていた頭を元の位置に戻し首を振る。
「ちゃうちゃうっ超一流のGSは美神さんで俺はただの助手でいいとこ二流だって」
と横島。
「え?」
驚いたようにゆうこ。
思わず急須を淹れる手も止まる。
「うーんちゃんとその筋のプロに調べてもらったんだけどねー」
・・・・・・・ゆうこは急須をおき暫くなにかを考えているように黙っていたがふいに美神のほうを向くと満面の笑みで「そーゆう事ですか」と言った。
美神の肩がびくうと震える。
「・・・・まーいいわで・・・それだけなら別に私に取り付かせなくてもいいかもしれないけど由美ちゃんがちょっと自縛されかかってたからねえ。私のなかに移しておくことにしたの。あ・ちなみにここに居る霊はちょっとした私のいたずら」
「い・・いたずらってそんなむやみやたらに霊を呼びだしちゃダメですよ」
とオキヌ。
「・・・ここの姉妹はそーゆう姉妹だよオキヌちゃん」
諦めたように横島。
「だってすっごくキツイからねーこの状態ってそれじゃーその分ちょっと苦労してもらいたいなーって思って」
にこにことゆうこ。
そしてゆうこは深呼吸をするとここに由美ちゃんが残っている理由は自分で言った方がいいわよね。と言うと
「・・じゃー忠夫いまから由美ちゃんに代わるからねー。」
宣言し一瞬の違和感とともに中の人格(魂?)が変わっていた。
「・・?」
「よ・・よこしま?」
と霊(加賀由美)
「ああ」
と横島が言うとゆうこ(加賀由美)はずいずいずいっと横島の目の前まで来た。
ゆうこ(これ以降加賀由美という事で)はその顔をを赤く染めている。
「・・・で・・なんだ俺のせいでなにが心残りなんだ・・」
いくらなんでも殺される事はないよなと思いつつ横島。
「・・・・いいたくて」
消えそうな声で加賀由美。
「え?(殴りたくてじゃない?)」
「・・ずっとほんとうのこと言いたくて・・・」
「ほんとう?」
「うん・・・・」
なにがなんだか分からないまま横島。
「ずうっと言いたかったんだ・・・好きって・・」
と加賀由美。
「・・?へ?」
と横島。
「・・・・・・・」
一気に表情が固まる二人。
「・・・・・・ずっとずっと好きだった」
静かに加賀由美。
「意地悪だけど優しくて嘘が無くて、ホントの言葉をたくさん言ってくれる横島がすきだったの・・・・」
・・・・・・・
・・・・・・・
(なんだかなー)
と横島。
自分は今告白されている・・まあこの事自体はとてもいままで生きてきたなかでもかなり喜こぶことだだがしかしっ(重要?)相手は幽霊・・・・・・というか幽霊相手だとなにもできない。
さすがに自分も実体の無い幽霊と「なにか」を出来るわけ無い。
つづく・・・あと・・・・(沈黙)
なんか変・・おいおい
今までの
コメント:
- 四季さん
うわーいとどいたかなあっ♪
いつもいつもコメントありがとう×1000って感じです。
ゆうねえ・・・いい人にしたかったのに・・・何故こうなる自分・・・・あう。
どうしよううせっかく誉めてもらったのにー(絶叫)
あ・ちなみにだめだったらこっちに送ってもらっていいですか?
naomi.y@fancy.ocn.ne.jp (hazuki)
- お手数掛けますがごめんなさいです。
NEWTYPE[改]さん
ふふふふ三回連続ですねコメントもうもうもうありがとうです
・・サービスかなー?というか自分が作者(笑)サービスされてると思うんですけど。
べたべたおっけいですかー♪はーよかったー安心してかけます(許可もらったし) (hazuki)
- ギャクキレスト後藤さん
は「だってさ横島」
横「でもオキヌちゃん嫌がってないからいいやん」
は「えっ」
横「だってしかたないですねえとか言って結構嬉しそうにしてくれるぞ」
は「・・・・ギャクキレスト後藤さんどうぞいっちゃってください」
・・・とまあそれは置いといてそおかっ心の隅に置いとけばいいんですね(喜)
よ「・・・いや・・・・・・・・・・それは例えだ。」がくっ(倒れこむ横島) (hazuki)
- わんわん
わんわんわんわんわんわんきゃう?きゃうううう
(訳Ihoilさん
やっぱそうか・・・ってなんか化け物じみかたがだんだんおかしくなった気が・・・・・え?お茶会・・はあよかったー♪なんかまじめなシーンに行く前にちょっと書きたかったんです(いやいまが真面目かとかきかれちゃうとスッごく困るんですけど・)
ところで自分は柴犬御所ですが何御所がよろしいですか?) (hazuki)
- と、いうことは、少なくとも夏子は姉から何らかの情報を得ていたのですかね?
だとしたら、複雑な心境だっただろうなぁ、、、。
はっ、しみじみとしてしまった(笑
お茶会を通り越してお茶の間の茶飲み友達の感じという素晴らしい雰囲気ですね(爆
ゆうこ姉ちゃん、ますます小悪魔チックな言動が素敵だし♪
というか、憑いてる加賀由美を出したり下級霊召還したり、かなりのネクロマンサーぶり。でも、悪戯心でできちゃいそうな雰囲気なんだよなー、ゆうこ姉ちゃん、、、大物だ(苦笑
説得力というか、問答無用なところが、彼女の真の力か?(><)
でわ、加賀由美の切ない告白の行方、楽しみにしております。 (四季)
- そうか。
・・・取り付いているのではなく、横島はあくまでも間接的な原因でしかないようですねー。
告白し切れなかった「加賀由美」と「ゆう姉」の心残りがシンクロしたってこと?
超能力者が亡くなってそのまま、憑依霊と化したという・・・。
さて、横島にいかなる惨劇が待ち受けるか???
(お茶で美神達を和ましといて、「地獄に落ちろっ!」っていきなり悪霊化するとか)
楽しみです〜〜。 (ギャグレキスト後藤)
- おお・・・・ついに、この路線に入ってきましたね。
待っていて良かったです(爆)
ちなみに、加賀由美って極楽の誰似なんでしょうか(笑) (NEWTYPE[改])
- 横島もてていいなー。この後横島がどういう行動をとるのか気になります。
がんばれhazukiさん。(少ないコメントですいません) (トシ)
- うーんみんなの気持ちが出ているからスゴクいい!!
ただ、ちょっと気になるとこがあったんですけどいいですか?
加賀由美が大阪弁喋ってへんのや
ホントに些細だから気にしないで下さいねhazukiさん (ひのめ)
- ばっばぅ。ばぅっ(ばぅん)。ばぅばぅばっ?ばぅばっ、ばぅばぅ(ばぅん)、ばぅばぅ。
ばっばっ、ばぅばぅばぅ、ばぅばぅばぅばぅっ! ばっ、ばっばぅばぅ、ばぅばぅばぅっ!(ばう)
(柴犬御所hazukiさんへ。
ゆう姉凄い(笑)。霊媒としての能力に関して言えば美神達より優秀かも? そのくせノリは軽いし、低級霊は放し飼いにするし(笑)、やはり只者では無い。
おい横島、加賀由美は確かに実体は無いかもしれんが、今彼女が入っているバディは少年時代の憧れのお姉さんのものだぞ! そう、今こそかつての教え子として、勉強の成果を先生に見せ付ける時だ!(最低)) (Iholi@じゃ、甲斐犬御殿でいいっスか?)
- ひのめさんへ。
ここいらで、ゆうこのセリフに着目して下さい。……そう、やや軽いですが、標準語ですね。
霊媒の口を借りて喋る霊の言葉は訛っている事が多いんですよ……霊媒のよく使う方言に(笑)。 (Iholi@あ、御殿じゃなくて御所だった(焦))
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