ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「3.おキヌのラヴィリンス(1)」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/11/ 6)

美神たちの住む都心は今日も平和。
にも関わらず、GSの精鋭メンバーたちは今日も今日とて、
政府たちの隠し基地で働きづめ、A Hard Days Nightであった。

なぜなら、最終的な相手が、ジュダ星人がアシュタロス最終形態のボディーをのっとり
宇宙悪魔・アンドロジュダロスとして復活していたのだ。
このことは、ナレーションである私しか知らず、美神たちは知らぬのだが、
魔鈴の水晶から宇宙意思を感じ取られて、GSの最強メンツにより厳戒態勢がしかれていた。

その名も、UAK。
正式名称はUltra Attacking Kingdamだ。

一方、実際は、歴史よりも400近くも年をボケとして誤魔化していたドクターカオス。
そんなカオスは、歴史書に記述されるサンジェルマン伯爵により生まれていたのだ。
そして、成人を迎えたころ、飛鳥の世で横島の前世・高嶋とタッグを組んだ。
因果律を超える幻の式神・ダイタラホーシをとらえ、一時封印するためだった。

だが、サンジェルマン伯爵こそウルトラマンキングの真の正体であった。
ドクターカオスが錬金術師として不老不死の力を得、今まで生きてこれたのも、そのサンジェルマン伯爵
を父に持っていたためだったのだろう。

また最近、横島忠夫が冥子の元へ、その事実を知ることにより婿入りを果たす。
さすがの美神も冥子の暴走にだけはどうしてもたえられず、結婚の許可をしてしまったのだ。
その時、宇宙意思によりジュダ星人が復活することを初代六道家当主より知らされ、式神を使う陰陽師の家系
として有名になったのは、その高島とカオスとのはからいだったのだ。

狙いどおりに、忠夫が婿となりて大幅な霊力アップを果たした。
その途端、ダイタラホーシは時空間を操る、新たな六道家の式神として復活・・・!
というわけで、「たけしのTVタックル」出演依頼のバックアップの目的も兼ね、M78星雲U40へ新婚旅行・・・
ウルトラの星に出向いてきたのだ。
その時折、ウルトラ長老と出会い、あるものを手渡される。
カオスの新変身に使う、「ウルトラペンシル」だ。


かくして、ジュダ星人たちとの戦いが始まったが・・・


           ☆          ☆          ☆


「横島さん・・・」
おキヌは、自分の部屋に飾ってある写真を見てポツリとつぶやく。
美神、横島と、おキヌ自身のトリオが「バッドガールズ」の際に撮られたという、一番のお気に入りの写真。

それをまた見て、今度はポタリ、ポタリと、涙をこぼす。
「あの頃は、楽しかったなあ・・・・」
としみじみと思っている。
「やっぱ、この事務所に戻ってきてくれないかなぁ・・・」
とも思っている。ナレーターも泣きたい。

「なーに、おキヌちゃん。まだ未練がましく思っているのー?」
「いえ、別に・・そ、そんなつもりは・・・・」
美神の言葉に、おキヌは目に涙があふれさせながらも、顔を真っ赤にしている。
その顔を見たがらない美神はというと、冷酷に言葉を促す。
「それより、はやく例の場所集合よ。わかってる?」

「・・・・・あ、はい。今・・行きますから・・・・・・」
まだ顔を赤らめながらも、「がんばらなくちゃ」というような顔に変えようと努力をする。

だが、一番の見ものは美神である。
言うのを忘れたが、ここは美神除例事務所で、冥子の13匹の式神が暴走した傷跡が壁のあちこちに残っている。
その13匹の暴走した当時は、相当ひどかったようだ。
その壁の傷跡を見ながら、美神が涙を流しながら、沸騰するヤカンのように震えていた。

「あンの、ばぁか横島・・・。そんな過去が何だって言うのよ。
 あれより数百年前のキャラの分際で、「俺に惚れろ」なんて同じ言葉を・・・
 それというのも、あんた、ナレーターがそういう強引なネタをおもいつくからよっ!」

うわあぁぁ、ナレーターに責めないでください。
そゆことは、創作者に言ってくだ・・・・うぎゃぁぁ。

「・・・美、美神さん、落ち着いて。ナレーターを神通鞭でしばいちゃだめですってばぁ・・」
・・・で、でかしたおキヌちゃん。
あんたがいなかったらナレーターは殺され、お話が終わるとこでした。
・・ということで、場面を政府たちの隠し基地に変え、続きをお楽しみください。


「美神くん、それにおキヌくん。遅かったじゃないか。」
「何をしてたんだい、令子ちゃん。」
唐巣神父と西条が詰め寄る。
だが・・・

「てめー、西条。いつまで美神さんの手ぇ握ってやがるっ!」
「令子ちゃんは、もう君のものじゃないだろうっ!
 冥子というかわいーい新婦がいるのにまだ手を出すのか、このスカプラチンキッ!」
「なーにをーー、そーゆー貴様だって魔鈴という立派な恋人がいるくせに・・・」

相変わらずの口喧嘩が耐えない西条と忠夫。
そんな中、唐巣が余計な口を出した。
「神父は私ですが・・・」
基地の全員があまりの寒ーい駄洒落で凍結した。神父と新婦をかけてるわけだ。

だが、その中に冥子とおキヌがいない。
一体、どうしたのかといいますと・・・

「冥子さん・・・」
「な〜に〜〜、おキヌちゃん〜〜〜〜?」
「本当に、その・・・あの・・・あ、横・・・横島さんのこと、すすす、す・・・・」

ここは、政府の基地との連絡路にあるレストラン「LET IT BE」。
顔を真っ赤にしながらも、そのレストランの一角の席に座り昼食を待って、まともに話そうとするが・・・

「お子様ランチのお客様・・・」
「は〜い〜〜〜〜〜!」
「ずるっ!」

と、冥子の天然の子供らしさに思わずコケるおキヌ。
話をはぐらかされたようで、冥子のランチを取り下げようとしたが、それはおキヌにはできなかった。
こんなとこで式神を暴走される・・というより、性格的にだ。

「あの・・・話を聞いてくれない・・・・・かな。」
「忠夫さんのこと〜〜〜〜?」
「うん・・、そうなんだけど。その・・・」

おキヌは言おうとするが、何て言えば良いのかとたじろぐ。
その頃・・・・


          ☆         ☆         ☆



「な、何だあれは?」
「や、槍かっ・・・・!?」
確かに槍のようだ。
それがザシュッ・・・・ザシュッ・・・・と、矢のごとく、次々にザンス王国の土地目掛けて空より
発射されてくる。ザンス王国の護衛たちはあっけに取られていた。
すると、その降り注いだ槍の先の部分が、一瞬のうちに精霊石化していく・・・・!!

一体何事かと思われた刹那、今度はアダムスキー型UFOが空より飛来してくる・・・!
それは、何かのパーツなのか?
私・ナレーターやザンス王国の人々の前で、合計40本の先の精霊石化した槍がふわりと浮かぶと、
その7つのうちの4つのUFOに融合していくのだ。
一つに、10本づつくっつくと、今度はその4つのUFOが残りの3つのUFOに、人形になって
合体変身していく・・・その時、

「行け、宇宙ロイド獣・マテリアーサ!!!!」

と、空間内に超重苦しい声が響き渡った。
そう、紛れもなくアンドロジュダロスの声だ。


次回、とんでもない展開が待ち受ける。
おキヌのつらい心は、どう打ち明けられるか。
そして、ウルトラマンカオス、宇宙ロイド獣・マテリアーサの前に敗れ去る??

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