ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・？（21）

投稿者名：hazuki
投稿日時：(00/10/31)

「・・・おお。なんや面白い面子やなあ」
とサングラスを外しながら剛一こと銀一。
「銀ちゃんがこんなとこにいるんだよ」
と横島。
「よ・・横島さん」
「なに理不尽な事いってんのよ」
と横島の後頭部に肘鉄をくらわせ夏子。
（美神は一人スイートで眠っている←ちなみに横島・夏子・オキヌはビジネスである）
「銀ちゃんお久しぶりー」
「おっ夏子かー♪でもなんで横島と一緒にいるんや。おれは、まだ夏子には横島の事連絡してなかったはずやけどなー」
と横島たちの近くの席（空席）に座りながら銀一。
「うーんちょっと事情があってねー」
と夏子。
「そおかあ」
つんつん。
オキヌが横島の服を引っ張る。
「横島さん」
とオキヌ。
「ん」
振り返り横島。
「なんか夏子さんと銀一さんってすっごく絵になりますねー」
ほうっとため息をつきオキヌ。
「そりゃそーだろー。」
「小学校の時からやけど銀ちゃん二枚目やしっ夏子もなんでか知らんけどもてとったしっ
二人ともクラスの中でベストカップルって言われてたもんなー」
とふてくされたように横島。
「そーなんですかあ・・」
とオキヌ。
（・・・あれ？でも夏子さんって・・・・？）
「あ・そーいやお前らまだつきあってんの？」
と二人を見て横島。
「へ・・・・・・・・」
とまるで異次元の言葉を聞くかのように夏子。
「なにいうてん？」
と銀一。
「いやだから」
と横島。
「お前ら小学校の時から付きあってんだろ？」
なに何回もいわせんじゃと横島。
「・・・・・・なんかちがうみたいですよ」
と横島を見たまま不安そうにオキヌ。
「・・・覚えてないんか・・？」
とうめくように銀一。
「・・・・・・・・」
絶句したままの夏子。
「？？？何を？」
と横島。
「ああ・・・もしかして二人とももう別れとったんかあ。」
「付き合ってないっ！」
と間髪いれず夏子。
「・・・・そーやど」
とちょっと痛そうに銀一。
ずずずっず。
横島は機内にあったオレンジジュースをすすりながら二人の顔をまじまじと見た。
「横島さんって・・・・・」
とオキヌは一人コメカミに皺をよせた。


そしてー大阪。
「へー近畿くん来てたんだ。そーゆう事なら起こしてくれれば良かったのに」
と美神。
「いや、寝ている美神さんを起こすなんてそんな命知らず事は・・・・・・」
と横島。
オキヌもあえて何も言わないが内容はそう変わらないことだろう。
銀一は、ドラマの撮影という事で飛行場で別れたのだ。
（そーいや銀ちゃん）
銀一は帰り際に
　横島の襟首をつかみちゃんと気づいてやれよと一言いって別れた。
「なんに気づけってーんだ？」
・・・・どこどこまでも横島は横島であった。

つづく。
ついに・・・２１回・・・・いいんか自分。

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