ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?(20)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/10/30)

「・・なに・・今の?」
呆然と夏子。
美神がシロの首根っこをつかみずるずるとある部屋まで連れて行ったあとの言葉である。
だが、その言葉には誰も答えられなかった。
そして・・・・
「きゃうんっ!!」
「ふふふー」
「もももももうしないでござるから許してください。」
「まだまだー♪」
ビシイッ!!(鞭のようなものが当たる音と推定される)
「きゃうううううう!」
と部屋から事務所にまで聞こえる声。
「なんにしてんの?」
と不安そうに夏子。
「・・・人は知らんほうがいい事もあるさ。ああ今日はいい天気だなあ」
とどこか遠くを見て横島。
「そうですね。」
心から同意するオキヌ。
・・・・・・沈黙を肯定に代えるタマモ。
・・・・数分後。
美神がやたらと爽やかな表情で部屋をでてきた。
「さあっそろそろ飛行機の時間だから急ぎましょお」
と美神。
もちろんシロの姿は美神の傍にない。
「へーい」
だれのせいで遅いんじゃというつっこみを抑えて横島は何が入ればここまで重いんだっ!と言うリュックを背負った。
「はい」
と引きつった笑顔でオキヌ。
シロの事を心配しているのだがここでシロの所にいったら泣き付かれることになる。
・・・・そして絶対自分も連れて行ってといわれる。
・・・・・・・はっきり言ってオキヌにはシロに必死で頼まれたらそれを撥ね付ける自信が無いのである。横島としても同じような気持ちなので、二人はしろと顔を合わせずに出て行くことにした。
・・・・・一人ついて行けない夏子・・。
「あ・タマモーシロの事お願いねー」
とドアの閉める前に美神。
「はいはい」
とめんどくさそーにタマモ。
ぱたん。
ドアが閉められた。
タマモは一応二度ねをする前にシロの様子を見ようと美神のプライベートルーム別名「しばき小屋」のドアを開けた。
「・・・・・・・・・やっぱりねえ」
と呆れたようにタマモ。
(ここまで予想どうりの行動だと面白いかも)
・・・すでに部屋には誰もおらず東側にある窓のしろいカーテンだけが風に揺れていた。


飛行機の中にて
「・・・マジかあ」
と横島
「奇遇やねー♪」
とにこにこと夏子。
「お久しぶりです」
とオキヌ。
「zzzzzz」
と美神。
その飛行機の中にトップアイドルこと近畿剛一が偶然(?)にも大阪に向かう仕事の為乗っていた。

つづく・・・いいんだろうか・・いつの間にか20回。

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