ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「2.幸せを呼ぶ青い鳥!(終)」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/10/27)

だが、黙々と食べているのは横島と冥子の二人だけではなく、それは地球規模で行われていた。
チェーン店15万もあり、ピザーラのように配達も活発に行われ、無償で東アフリカの難民たちにも
届けられていた位なのだから。

だが、それが罠とは知らずに小鳩バーガーを食べている地球上のみんな。
消化しきれていない、全くもって謎の成分が今まさにUAK指令基地の科学藩、大槻教授らに
発見されようとしていた。

「やはりな…。スペシウムという物質が人間に適応されているものの、このままではこの融合装置が」
「モノをいっている訳ではないようですよ、大槻さん。」
「…やっぱプラズマスパーク核融合装置は最高じゃっ!私など、エースが…セヴンがヒッポリト星人に
 やられるのを見てから見る気が失せたんだあぁぁぁっっ!
 だーから、科学を、科学をぉぉぉっ!プラズマにかけているんだぁぁっ!」

…誰だ、こんなやつをUAKの技術監督にしたのは。
ちなみに、大槻教授が実際にこんなキャラクターではないことをお断りしておく。
そのころ…

「ふふふふふ、ジュダさま。」
「・・・・なに、そろそろ魔力を解き放つ頃合か…」
「これが本当の殺し合い…ひーーーっ!」
「しょうもないことをいうな………では…」

そう、アンドロジュダロスが密かにブルーバドロンとは別に、パン工場に超魔力を収集させること
のできる者を送り込ませていた。発動暗示をかけるために…!

そして場面をブルーバーガー店に…

「でも〜〜、何かこの頃〜〜〜、変なの〜〜。」
「どうかしたんすか。もしかして痔にでも……ぴぃぃぇぎゃーーーっ!」

思わずサンチラで忠夫に突っ込みを入れる冥子。
食べに来ているお客たちが、それを見てどよめいている。
とその時、突然お客たちが昇天し始めた。
そして続いて、忠夫や冥子、ほかに食べたことのある皆の者がいっせいにシュボッ、シュボッ…と、
魂が抜けていくのだ。
結果的に、次々に列車やトラック、自動車が玉突き事故を起こし、都市機能が麻痺するどころか
この世の全てが壊滅しようとしていた。
安いからと幾つも食べたことのあるカオスも例外では無いが…今、まさに太平洋上で戦いつづける
ウルトラマンカオスにも異変が起きはじめ、ガングロタイマーが点滅していた。

「ギュガオオオンッ!(くくく…っ、どうだ、ブルーバドロン特性の毒精霊のお味は)」
「デュ・・・デュワァァ……ッッ!(な、なにぃ…!)」

といいつつ、さっっとガングロタイマーを充電しきった新しい物に付け替える。
これだけで回復してしまうウルトラマンカオスっていったい…。
そして、バキッ、ドガッッと蹴りを入れるが…ブルーバドロンは空を飛べるので、致命傷のような
ダメージは与えられない。だが…頃合を見て、磁力転換ビームを両手をクロスさせて放ち、小鳩を
ブルーバドロンの腹ポケットより取り出すと、えいやっとばかりに念動力で魂の抜けきった小鳩を
地上へおろす。そして…とどめに、スペース有無光線を放った!


ウルトラマンカオスはというと、もとより不老不死なので魂も抜けない。
とりあえず、必殺武器・テラウルトラスクロールスタッフを腕からとると、太陽の数倍の如き輝き
をみせる。空間がゆがみ始め、周りの風景がグニャリと曲がりに曲がっていった・・・。
すう・・・っっとブルーバドロンがその空いた空間中へ吸い込まれ、空間が閉じるや否や、人知を超える
壮絶なる大爆音が響いた・・・・・・!!
ばちばち…ドゴグォバキュズガァ…ズズーーン!
その地球ではない別空間内で爆発したと同時に、風景がゆがむと、その原因の元であるものをも消し去った。

ウルトラマンカオスは、時空間をも操り、コミックス収録時の「元の小鳩バーガー」に戻した……。
やはり、宇宙怪獣らに狙われるものは作るべきではないのかとばかりに…。
この話を胸に、ウルトラマンカオスは、両手を空にやると飛び立って行き、姿が見えなくなると、
その飛び立っていった彼方で星がクロス状にキラーンと輝いた。

時間の戻された平和な日本…。
以後、「小鳩バーガー」は厄珍堂&美神除霊事務所にて順調に売れ行きを飛ばしている。
美神の、「一度、自殺してみます??」を謳い文句にちゃっかりと金を取ってだ。

さてさて、次なるカオス&六道家に向けられる刺客は??

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