ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/10/20)

「え?俺・・?」
と心底不信そうに横島。
「・・う・うん」
横島の経験ではこうゆう場合用件があるのは、銀一のほうである。
だが、目の前の少女は横島に用事があるといっている。
「ん。ええよ。で用事ってなんや?」
と横島。
一方少女は顔を真っ赤にさせたまま(それは夕日と重なって横島たちにはわからないのだが)体をがちがちにこわばらせている。
「あああああ・・・あのな」
と少女はちらりとずっと横島に向けていた視線を夏子と銀一に向ける。
わずかな沈黙の時。
・・・・
夏子は顔になんの表情も浮かべずただ右手をぎゅうっとにぎりしめていた。
銀一はそんな夏子を見てすこし悲しそうに笑う。
「・・?やっぱ銀ちゃんに用ちゃうんか?」
横島はこの少女・・加賀由美にはそんなに話した事がない。
話した事といったら今年のバレンタインの日に銀一にチョコを渡せずに教室にいた所を偶然見つけ、由美のチョコを銀一に渡してやった時ぐらいだ。
(加賀由美は銀ちゃんが好きなんやよなあ)
「あのなっ!横島はうちの事どう思うっ!」
と横島が考えている所に少女・・加賀由美はぎんっと横島・・・というより夏子を睨みつけて言った。
「へ?」
と横島。
「おお大胆やなあ」
と銀一。
「・・・・」
と夏子。
(どおって・・?)
んな事言われてもと思いつつ口を開く。
「加賀由美。と思っとる」
「え?」
これは加賀由美。
「俺のクラスメイトで女子で加賀由美やと思っとる。」
と当たり前の事を何緊張しながら聞いてるんやと横島は言った。
「・・・・正真正銘のアホやわ」
と銀一。
「・・・・」
これは夏子。
「・・・・いや・・・あんな・・いや・・ええわ」
「で用事ってなんや?」
と横島。
なんにしてもさっさと帰りたいんやけどなあっと横島は付け加える。
「・・・・・・・鈍感。」
ぼそりと夏子。
「・・きょ・・今日はもうええわ・・また今度な」
はあああっと地面までめり込みそうなため息を1つつき加賀由美はくるりと踵をかえした。
「変な奴やなア」
と不思議そうに横島。
「・・お前のほうが変や」
「そうかあ?」
「そーや。」
「んなことないと思うんやけど、なあ夏子。」
と横島が夏子の方を向くと夏子は笑っていた。
いつもの高飛車な笑い方でもなく先生たちの前で見せる優等生の笑みでもなく・・・
・・・とても綺麗に。
「そおやな」
と夏子。
ばくん。
横島の心臓がばくんっと音をたてた。
途端に全身が心臓になったような錯覚に襲われる。
・・・・・・
(なん・・なんやっこれっ!)
なんか病気かっ!
夏子みたら急にっ・・・・!

つづきます。
ってなんか少女まんがちっくかも・・・いいのかこんなん・?
でもっつづけていいって許可もらったもん(偉そう)

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