初恋・・・?
投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/10/18)
それは、5年前のある夏の日の出来事だった。
当時横島は大阪の小学校に通っていた。
「横っちー。」
教室からバックをからいながら出ようとする横島を呼ぶ声がする。
銀一である。
「んーなんや。」
とふりかえる横島。
「なんや?やないって。横っち今日掃除当番やろ?」
「今日チョッと用事あるんや。」
「だめや。掃除してかんと怒られるで。」
と銀一。
銀一の後ろから「そーよ」「そーよ」と言う女子の声が響き渡る。
そしてげえっと横島が嫌そうな顔をした瞬間、
ぱこんっ
横島の顔面に黒板消しがヒットした。
そしてそのままあお向けに倒れこみ
がこんっ
勢いよく後頭部を床にぶつける。
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
しばし沈黙・・・。そして・・・
「おほほほほほっ!この夏子さまが学級委員をつとめているのに掃除をサボろうなんぞ35年と15日早いでっ」
と黒板消しを投げた少女が笑い声も高らかに宣言した。
「っ!」
と横島。夏子のセリフが終わる前に体制を整え横に転がった黒板消しを掴む。
「学級委員と掃除は関係ないやろっ」
そしてセリフと共に黒板消しを投げる。
「あまーい・」
だがしかし!
夏子は少しからだの位置を動かしただけで黒板消しを難なくよける。
「甘いのはそっちや。」
と横島。
次の瞬間横島は夏子の後ろまで回りこみ(?)スカートを勢いよくめくりあげた。
「きゃあああっ」
と夏子。
「ふっ勝った。」
横島は黒板消しで真っ白になった顔で勝ち誇ったように笑った・・・・が数秒後夏子の怒声と共に切れのある右ストレートをくらい再び床に倒れこむ事になったが。
「てゆうか普通女があそこまでするか?」
「まあ横っちと夏子やしなー」
「なによ掃除をきちんとせえへん横島がわるいんやん」
結局横島は夏子からぶちのめされた挙句に掃除をきちっとやるはめになったのだ。
女子からのブーイングまでもらって。
太陽は西側のそらに傾きゆっくりと青から茜色へと変わってゆく時間・・
普段より少し遅めの下校。
「第一夏子があかん」
と横島。
「なによ」
「なにがや」
「だって他の奴らが掃除サボっても黒板消しぶつけへんやん
学級委員のくせに差別すんなや」
「まあなあ」
「だって横島やん」
とものすごく不機嫌そうに夏子。
「?なんやそれ」
「わからへんならいい」
「ったく今日は隣のゆうこねーちゃんが、ミニ四駆の本みせてくれるゆうたのに・・
夏子も銀ちゃんもしっとたろ。」
いまからいっても母ちゃんに怒られるしなー
と横島はぶつぶつといった。
・・・
つづく。
って・・す・・少しは長いよね?(びくびく)
ちゅうか自分は大阪の人じゃないから大阪弁がへんだあっ
すいません。(反省中)
今までの
コメント:
- 四季さん
ありがとおっ
いつの間にか2回もコメントいれてもらって(くうっ)
いや、シロ?
はい。四季さんが言うならばっ出しましょうとも今すぐに!(だせんって・・)
・・うーだって四季さんのコメントすっごい嬉しいんだよお(壊)
ブクタリアさん
はい!
大御所さんだあっ(なにやら感動中)
うむ・・・ふむふむ。
えへへストーリー誉めてもらった。(舞い上がってる) (hazuki)
- つづきっす。
うーん奥が深い・・
一応ギャグとシリアス(・・?)分けてみました。
でもなあ・・あれで分かれてるっていうのか?(いやいわんし)
なんか自分とりとめの無い日常って書くのすきかも。 (hazuki)
- 合ってるのか合ってないのか自分も大阪出身ではないので良く分かりませんが
なんか・・・・・なんかいいです(爆)
私も大阪で生まれたかったです。
なぜなら阪神ファンとたくさん出会えるから!
あ・・・・・元気がなくなってきました。この辺で失礼・・・・・zzz・・・・・」 (NEWTYPE[改])
- 高笑い夏子が何か激しくツボにきまちた(笑)
夏子の行動も、好きになった相手にはわざと意地悪になると言う
あれでしょうか……(笑) (馬酔木)
- をを・・・今日も・・・今日もなんですね〜♪
なんか、hazukiさんが早起きを習慣付けてくれそうな予感(笑
感じたままの事を勢い任せに感想として書いてる人間に毎回のレス、こちらこそ嬉しい限りデスヨ。どーかシロのことは気になさらず、、、何時かhazukiさんがシロメインのお話書いてくれるまで待ってますから(爆 <ずーずーしーなぁ(汗
今回のまいふぇいばりっとは下校風景。
自分も関西の人間ではないので細かい言葉は解りませんが、あー言う衝撃的な喧嘩(もしかして日常茶飯事かな・笑)をした後で「第一夏子があかん」と自然な会話を切り出せる横島たちの関係に、ほのぼのとした郷愁のようなものを感じてしまいました。
懐かしい、本当に小学校時代の夕暮れの下校の空気を感じさせてくれるシーンでした。 (四季)
- んー、展開が急に変わったりで、なんかとんでもない人物のような
気がしますでんなあ、夏子はん。(←ワイまで言葉が変になってもろた)
時代背景が「水迷宮の少女」と似ているような気がするけど・・・。
てことは、あの子供のころの美神や、忠夫の父・大樹もしのぐ
スーパーキャラだったりして(んーなこと無いって) (ギャグレキスト後藤)
- くーいつみてもおもろいわ(笑)
だってちっちゃいころの横島がよーーくつかめてるからね
ギャグキレスト後藤さん
やっぱ思いましたか、小説だなぁて
わたしも思います(よかったー私だけじゃなくて) (ひのめ)
- お返事ありがとうござます!
>一応ギャグとシリアス(・・?)分けてみました
#前の感想で書いた話っすね?
ありがとうございます!
好みな感じっす。
ええと、前の書き込みでも書いた通り、あまり創作系の感想を書いたこと無い(ハズ?)なんで、なんというか慣れないんですが、私としては、感想の書き込みはファンメールのようなモノだと思って読んでいただけらた幸いっす。(下に続きます) (ブタクリア)
- (上の続きです)
私の好みを取り入れてくれたってのはすっっごく嬉しい&光栄なんですが、そうすることで、hazukiさん固有の文が変わってしまうっていうのがとてもマズイことだと思うんすよ。
「私の好みを取り入れて無いhazukiさんの文のほうが好きだ!」っていう人もたくさんいると思うんで。
えーと、なんと言えば良いかわかんないんすけど、う〜〜む。
なんて言えば良いんだろう?
う〜〜ん、ありがとうございます! (自分でなにを言ってるのかわからない…/ブタクリア)
- 横島の頭には黒板消しの把手側(硬い方)が当たったとみた(根拠:音)。
それと、夏子の口上にある、35年と15日というのは、一体何なのでしょう(笑)。
ともかく、「掃除当番」「差別」「隣の(ゆうこ)ねーちゃん」等のノスタルヂックな単語に心ときめかせてしまうのは、もう若くは無い証拠? (Iholi)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa