ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/10/15)

「・・?あれ?」
シロは、両手にポカリの缶を持って横島の待っているベンチまで来たのだがそこに横島の姿が無いので、首をかしげた。
(場所を間違ったでござるか?)
と思い横島の匂いをたどってみたが、ここで間違いはない。
と・・いうことは、横島が移動したという事である。
・・・・くんくん
シロは移動した横島の匂いを追った。
「・・・」
横島は、その公園から数十メートル離れた交差点にいた。
それも、一人では無く十五・六歳位と思われる女性とともに。
目をみはるような美女とは言えないがなかなかに可愛らしい。
少女は、何度も横島に向かって頭を下げている。
横島はへらへらと緩みまくった顔で頭をかいている。
何故か分からないが胸のあたりにこみ上げてくるむかむかを感じながら近づいてみると
「ありがとうございます」といっている少女の声がシロの耳に入ってきた。
横島は、シロがちかよって来ている事に気づかず「がしっ」っと少女の両手を掴み、
必要以上に「きりっ」とした顔で、
「このあと時間ある?」
と言う。(ちなみにこの時点でシロのことは頭から消えてると考えてよい)
そしてその少女の方も一瞬ビックリしたように目を見開いたが、直ぐに頬をバラ色に染めて嬉しそうに笑いこくりと頷く。
むかむか・・・・・
シロは、どんどん大きくなっていくむかむかを感じ、勢い良く横島の後ろ姿にひっついた。

「っうわっしろっ!!」
と横島。(目の前の少女を口説き落とすのに夢中でシロの気配に気づかなかった。)
「せんせいはっ拙者と散歩中でござるよっ!」
と叫ぶ。
シロは素早く横島の首に自分の両腕を絡ませ、じろりっとその少女を睨みつける。
「おまえなあっ。さっきちょー・・・・・」
と横島。
(セリフの後半部分が変なのは、シロが腕に力を入れ横島の首を締めた形になり、横島が
「落ちた」せいである)
哀れ横島・・・・・
そして、横島の意識が戻ったときには、もちろんその少女の姿はなかった。
・・・サンポの帰り道。
「せっかくのナンパがああああっちくしょおっ!!」
と横島。血を吐くような叫びである。(自転車にて)
「でも、せんせいは拙者といっしょにサンポしてたのだから仕方ないでござる」
とシロ。こくこくと何度も自分で頷いている。(横島の自転車を引いている)
「ああっねえちゃんー!!」
「だから」
「ねえちゃーん」
「しかたないでござる。」
そして・・・・20分くらいたっただろうか?
「せんせいっ」
「・・・・ねえちゃん」(滝泣)
「せんせいってば」
「・・・・はっ・・あ・なんだ」
(どうやらあまりのショックに我を忘れていたらしい)
「そういえば・・今日事務所にきた夏子どのせんせいの、お知り合いでがざるか?」
「・・・あーまーな」
と横島。どこか歯切れが悪い。
横島はぼんやりと前方を見ていた。
「あの・・・せんせいは、夏子どのを見た時変な顔をしてらたが、なんでですか?」
「まあー一応初恋の、相手だかんなー」
と横島はつぶやいた。


つづく。
少しは長いぞ・・・うん。
・・・・・・(だれかこのバカ殴ってください)
っていうか誰かっ文才くれええっ

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa