ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(00/10/14)

「のわわわわわわわわあああああっ」
「さんぽでござるうっー」
とシロ(ちなみに上のセリフは横島)
シロは横島が、自転車にまたがった瞬間全速力で走り始めたのである。
「・・・うわああああっ死ぬぬぬううう!!
     ししししんご・・・・・あかー!!!!ーーーー」
そして、横島の喧しい(?)叫び声がこだますること50分。
2人(一人と一匹?)は事務所からかなり離れた公園にいた。
「うわー気持ちいいでござるなっー・・いてっ!!」
ちなみにシロの「いてっ」は横島に殴られた為出た言葉である。
シロはなぜ殴られたか理解できなかったので不満の意を込めて睨みつけようとしたが、
横島のこめかみに浮かんだ血管を見た瞬間、自分の顔から血の気がひくのを感じた。
「・・・・・」(どうやら叫びすぎた為声がでないらしい)
「。・・・せんせい?」
最早シロの表情は、その名のとうり紙のように、まっしろになっている。
「こんのバカ犬っ!!何度も言わせんなっ!!
   俺が止まれといったら止まれ!!いきなり全速力で走んな!
    今度という今度は安楽死させるぞっ!!」
「す・・・・すまないでござる。」
一気にまくしたて、ぜえぜえと肩で呼吸している横島は、シロの謝罪の言葉を聞くと今度は軽く後頭部を平手でぱしんと叩いた。
「ったく。今日がさいごだかんな。今度したら
 サンポつれいかねえぞ。あー喉かわいたなあっ」
と横島は近くにあるややくすんだ木製の丈夫そうなベンチに腰かけるとわざとらしくいう。
「じゅーすでも買ってくるでござる。」
とシロはパアッっと表情を一変させると公園の隅にある自動販売機まで走っていった。
「・・・しゃあねーな。」
と横島。
でもと思う。
なんでシロは、すぐに全速力で走ったんだろうか?
この前、街中でトラックにぶつかって以来(←ぶつかったのはもちろん横島)市街地では全速力で走ることはなかったんだが・・・・
(まーあいつ犬だし)
学習能力なさそーだしなあと思いシロのジュースを待った。
一方シロ
シロは自動販売機の前で、首をかしげていた。
(ううむ)
どうもおかしい・・・・
なんでか、シロは夏子の傍にいたくなかったのだ。
いやもっと正確に言えば横島と夏子を近づけたくなかった。
夏子を見た時の横島の表情を見たくない。
ちゃりん
コインを入れ横島の好きなジュースのボタンを押す。
(ぽかり・・でござるな)
横島の好きなジュースを知った時、シロは嬉しかったのだ。
自分の知らない横島のことを知れて。
それからはシロも「ぽかり」しかのんでない・
だが、「夏子」を見た時の横島は嫌だった。
自分の知らない横島を見れたのに・・・
がたん
ポカリをポケットから取り出す。
「夏子」を見る横島は自分の知らない表情をしていたのだ。
(知らないせんせいを知る事はいい事でござるよな?)
うーん?
「・・まあいいでござる!」
考えるのが苦手なシロは、ポカリを持つと横島の方へむかった。


つづく・・・
あのお・・・まだぜんぜんいってない・・・どおしよお
ホントは夏子かきたいんだけど・・・?
しかも短い。
すいませんっ(逃走)

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