ザ・グレート・展開予測ショー

お寒いのはお好き・・・!?(前編)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(00/ 8/18)

タイトルを変えての「Dr.カオスにきいてみて!」の続きだよ。

2006年7月16日のことである。
六道忠夫(旧姓:横島)には、前世のである高島がいた。
その高島には、歴史書で「小野妹子」と呼ばれる更なる前世があった。
その前世の前世は隋に援助として派遣され、M78星雲の戦士であるウルトラマンカオスと共に
ある相手と戦っていたのであった。
その名は、「タイム超獣ダイタラホーシ」!!

そしてその後、討ち取ったものを日本へ持ち帰り、「陰陽道師」という高島や空海などによる
何代にも渡る呪法でもって、20世紀に入って漸く魔力が収まってきた。

そう、今回は―――――――

「ねー〜〜〜〜、あの時のこと〜〜〜、覚えてる〜〜〜?」
「あの時?」
「令子ちゃんが〜〜〜〜、氷付けにされた〜〜ときの事件〜〜〜〜〜。」
「ああ、覚えてる。これをきっかけに、冥子の親父さんに合うことになったんだしな。」
「もー〜〜、冥子だなんて〜〜〜〜。呼び捨てにしないで〜〜〜。」

間抜けにも、まだ二人のアツアツカップルはM78星雲U4Oにいて、
そこからウルトラモニターで地球上を観察しながら、会話していた。
それにしても、やけに楽しそうに話をしている。
忠夫なんか顔が赤くなって鼻を伸ばして、冥子は顔を赤らめて顔を手で伏せていた。

ブタもおだてりゃ木に登る〜〜〜〜、ブー。



というわけで、今回は美神が氷付けにされていたときの回想話である。
長崎の八方尾瀬のスキー場、2005年の8月半ばに起きた事件だ。
その8月半ばのある夜、美神はスキー場の巡回をしていたが、横島は眠いからと言って休憩室に
潜り込んでトランシーバーのチェックだけをしていた。
だが、突然トランシーバーから叫び声が聞こえた。

「よ、横島君。た、助け・・・・・・!!」
「もー、人が悪いなー美神さん。昼間そこに霊気なんか感じないって言ってたじゃないですか」
「うわ、とと、とにかく横島君助けて・・・・・・・」
「どしたの、冥子ちゃんに襲われたんっすか?」

この回想にナレーションがつくのも変だが、とりあえず説明しよう。
美神は今までとは違うタイプの敵に遭遇し、苦戦していた。
なぜなら、霊力とはまったく質の異なる、異能力を持った宇宙妖怪であったためだ。
そして、美神は振りほどこうとするが、解こうとするたびに呪縛ロープが縛りついていき、
美神の心の中へおぞましき闇の声が支配するかのようにこだましていった。。

「くくくくく、おまえのその厚かましい情熱・・・根こそぎ奪い取ってやろうぞ・・・。」
「く・・・・っ!こ、この・・・っ!」

美神が右手で精霊石のイヤリングを外そうとすると、その右の手をガシ・・・・っと、なにやら
透き通った手で抑えられる。その上・・・その透き通った手が異様に冷たく、美神は身が凍え始め、
半分声が出ないようになっていた。

「この能力・・・パイパー!?」

美神は、残された厚かましく恐怖のおののきでもって声をあげる。
そう、パイパーに記憶を奪われたときと状況が似ていたのだが。

「あんた、これ以上私に手をかけるとどうなるかお分かりになって?」
「くくく、その根性もいつまで続くかな。私は、そなたの心すべてを支配している途中だからな・・・・・・・・!!!」
「・・・もしかして、ナイトメアに、雪女の能力も・・・・?」

美神のこの声を最後に、トランシーバーから声が途絶えた。
そして、横島はその言葉を聞く前に寝てしまっていたのだ。
無理もない、あの超冷血女に無理やり一週間連続でスキー場の巡回の上、スキーのアベックに
チョッカイを出した罰にたったの2時間しか寝かされていないのだからね。

ともかく、あの超冷血女すらも凍らせてしまう宇宙妖怪とはいったい何者?
以降は後編に続く。

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